■エントリーモデルとして人気の「P.F.302-MARON」

 今回、オススメしたいモデルが「P.F.302-MARON」。日本人の足型に合わせた設計ということはもちろん、アッパー部分など全体的にソフトな履き心地で、これまでもエントリーモデルとして人気を得てきたモデルだ。

 ソフトというと登山靴では不安に感じるかもしれないが、踵のホールド感にも優れ、足首をしっかりとサポートしながらも前後左右には動きやすい設計となっている。技術や筋力のないエントリー層には安心の設計のため、フィット感だけでなく、こういった点も“履きやすい”“歩きやすい”として、人気を獲得してきた要因なのではないか。

「P.F.302-MARON」に使用されている「Vibram」の「XS TREK EVO」ソール。粘り感が増し、さまざまな状況の山道でもグリップ感に優れ、登りも下りも安心のテクノロジー

■グリップ感の増したソールと軽快さ動きやすさ、フィット感も向上

 2022ニューモデルでは、いくつかアップデートされているようだ。まずはソール。ニューモデルでは「Vibram」の「XS TREK EVO」というソールが使用されている。すでにアウトドアギアの中では「ゴアテックス」と同様に定番のテクノロジーとしてその地位を確立している「Vibram」ソール。

 「XS TREK EVO」は、従来よりも“ねばる”といったところが印象的だという。これはぬかるんだ道やガレ場、岩場ではより安心して歩くことができるだろう。また、靴紐のループ素材が金属製からファブリック素材へと変更された。若干ではあるかもしれないが、軽量にもつながり、なによりも靴紐を締めた際に金属製よりも柔らかく、足全体を包み込むようなフィット感が得られるだろう。

 ほかにもタング部分はメッシュ素材が使用され、動きやすさだけでなく、通気性が向上している。どうしても欧米と比べると湿度の高い日本。こういったところは足型だけでなく、日本の環境に合わせた開発を行っている「SIRIO」ならでは。

足型だけでなく、湿度の高い日本の環境に合わせてタング部分にはメッシュ素材を使用し、通気性がアップ。

■登山だけでなくアウトドアシューズの定番モデル

 ソールなど安全面に直結する部分はしっかりと強化し、軽快さや動きやすさ、柔らかなフィット感といったところもしっかりとアップデートされている。「P.F.302-MARON」はエントリーモデルとして、さらに“安心”という面を感じることができるはず。もちろん、上級者であっても低山や日帰り程度の登山であれば、むしろハイエンドモデルよりも楽に登山を楽しめるのではないだろうか。

 また、本格的な登山のみならず、トレッキングなどでも安心して散策することができる、まさに“幅の広い”使い勝手のよいアウトドアシューズといえよう。日本人の足型に合わせてフィット感も抜群に歩きやすい「SIRIO」の「P.F.302-MARON」がこの夏の登山をより安全に、そしてさらなる楽しみを見つけ出してくれることだろう。

「P.F.302-MARON」 価格:¥19,800(税込)
カラー:全1色
サイズ:22.5~29.0cm
ワイズ:3E+
重量(片足):約580g(26.0cm)
ソールスタンス:8cm

SIRIO HP:https://www.sirio.co.jp/

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