■車中泊仕様にするためのDIY

全て手作りの車内(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 車を車中泊仕様、及び塗装するためにかかった合計費用は5万円ほど。ベッドの材料費は1万円、塗装にかかった費用は2万円ほどだった。塗料は2色使用している。ベッドの材料と塗料以外はほぼ、100円ショップで購入したため、DIY費用は安く済ませることができた。

■一番のこだわり「手作りすのこベッド」

手作りのすのこベッド。下は衣類や食材などの収納スペース(写真:ブラボーマウンテン編集部)

すのこベッドのこだわりポイントは以下の3点。

・ベッドの下は収納スペース
・4分割のすのこ
・2分割になるベッド

それぞれ理由を詳しく紹介していく。

●ベッドの下は収納スペース

 ベッドの高さを20cmにし、ベッド下は収納スペースとして活用している。窓側にいくつか棚をつけることも考えたが、物はなるべく見えないところに収納したかったためベッド下にスペースを作った。

●4分割のすのこ

手作りのすのこは使い勝手も抜群(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 ベッド下を収納スペースとして活用した場合、中心部分にある荷物が取り出しにくくなる。そこで、すのこを4分割にしてどこからでも荷物を取り出せるように工夫した。

●2分割になるベッド

 ベッドは、車の段差がある部分で分かれている。小さいベット部分は簡単に移動することができ、小さなテーブルとしても使うことができる。車の中ではもちろん、外でご飯を食べるときなどにも大活躍だ。

■自由なこだわりで、より豊かなバンライフを

ベッドは分解してベンチにも(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 車体の費用はヤフオクやメルカリ、もしくは知り合いからの購入となればもう少し抑えることができるだろう。DIY費用に関しては、どのくらいこだわるかによって変わってくる。

 また、こだわりの愛車をバンライファー同士で見せ合うのもバンライフの楽しみ方のひとつだ。今まで見せてもらった車には、床部分を畳にして布団を敷いている車や全て端材で作った車など本当に多種多様で面白い。自分なりの自由なこだわりが詰まった車でバンライフをしてみるのはどうだろうか。