■重厚長大な吊り橋 ~ 与島PA

与島パーキングエリアから眺める雄大な瀬戸大橋(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 与島PAは、瀬戸大橋のちょうど中間地点にある与島にある。上り、下り一体型のPAで、海抜30メートルの道路部分からループ橋で島に降りる。

 PAには展望台があり、約9kmにも及ぶ重厚長大な橋を間近で見ることができる。西には備讃瀬戸に浮かぶ塩飽諸島(しわくしょとう)の多島美が広がっており、夕日が沈む時間はとくに美しい。

 与島PAにはフードコートや売店があり、四国4県の土産物が揃っている。セルフサービスのうどん店があるのもうどん県ならではだ。

 ちなみに瀬戸大橋は、3つの吊り橋、2つの斜張橋と与島にかかるトラス橋の6つの橋で構成されている。橋脚の5つの島のうち、与島を含めた3島が有人島だが、地元関係者以外の車両は下りることができないので注意。

●与島PA

所在地:香川県坂出市与島町587
営業時間:飲食店、売店は午前8時~午後9時(土日祝日は午前7時半~午後9時半)、うどん店は午前10時~午後4時(土日祝日は午前10時~午後5時)

■折り返しSA、PAのワンポイントメモ

本四高速のマスコットキャラクター・わたるをデザインしたカメラ台と瀬戸大橋(写真:ブラボーマウンテン編集部)

 淡路SA、与島PAには、折り返しを証明するため、一般のPA、SAにはない「チェックゲート」が設けられている。淡路SAは下りSAとハイウェイオアシスの間、与島PAは駐車場のすぐ脇にある。通行券で入った場合は帰る際にチェックの必要があるので、慌てないように準備しておこう。

 また、折り返しができるゆえに道が複雑になっており、急カーブもある。スピードの出し過ぎやハンドル操作ミスには注意したい。余談だが、淡路PA、与島SAとも、本四架橋のマスコットキャラクター・わたるをデザインしたカメラ台が設置されている。一人旅であっても雄大な橋を背景にシャッターを切ることが可能だ。

 折り返しできるSA・PAはこの2カ所以外にも東京湾アクアラインの海ほたるPA(千葉県木更津市)、道央自動車道の砂川SA(北海道砂川市)がある。

 目的地となりうるSA、PAであるが、大型連休はどうしても混雑する。度を超した長時間の滞在は控え、利用者みんなが快適にレジャーを楽しめるよう心配りは忘れずに。