■<アウトドアコーディネーター・小雀陣二の場合>
ご飯とおかず用に樹脂製の深さのある皿と、味噌汁やスープ用に同じ素材の大きめのカップを組み合わせる。カヤックを漕ぐのか、はたまた山に登るのか、旅の内容によって組み合わせは多少変えている。飲み物用に小型のチタン二重構造マグは必ず持つ。スプーンとフォークの役割を兼ねる「スポーク」、箸もセット。
■<アウトドアライター・藤原祥弘の場合>
サイズ違いのクッカーを組みわせて食器代わりにしている。個別にフタがあると、異物の混入を防ぐことができ、保温効果も高まることが理由だ。箸、スプーン、カップは折りたたみ式をセレクト。シリコン製のスプーンは鍋肌にぴったり添うので、調理後の鍋や食器の汚れを拭い取るのにも役立つ。
■<編集者・池田圭の場合>
冷めても直火にかけられる、ぴったりと収まる入れ子式のチタンカップ×2を食器として採用。飲み物用には、そこに収まる折りたたみタイプのシリコンカップを愛用している。スプーンは箸と連結して長くすることができ、焚き火で調理するときの鍋いじりにも使う。箸はよくなくすので、自分を信じず、割り切って割り箸派。
■<フォトグラファー・矢島慎一の場合>
チタンのシェラカップを食器にし、ポリプロピレン製の少し大きめサイズの折りたためるカップを飲み物や汁物用として使っている。木の箸は収納を考えて、短めを選んでいる。ベニヤ板は、まな板として使うだけでなく、出来上がった料理を受け渡したり、不安定な地面や雪の上で平らな場所を作れる優れもの。ただの板だけど必携。