■コロナの影響は否めない…… が、今後に期待!

雪景色が美しいグリンデルワルトの5つ星ロマンティックホテル・シュヴァイツァーホフ

 海外からの観光客は激減しているが、スイスや周辺諸国からのゲストでスキー場はとてもにぎわっている。アイガー・エクスプレスの輸送力や移動時間の短縮など有益性を考慮すれば、コロナ後の観光客の回復は大いに期待できるだろう。

 ユングフラウ鉄道グループや観光局がソーシャルメディアを通して、ユングフラウエリアの魅力を伝えている。今後の旅の重要なポイントは安全と健康だ。旅行者は、癒される自然体験、アクティビティ、健康的な食事と睡眠、そしてトラブルの少ないリラックスできる旅を重要視するはずだ。スイスにはそれらが備わっており大きなセールスポイントになるに間違いない。

■気になるスイスのコロナ対策

ターミナル内にある新型コロナウィルスの検査センター ©jungfrau.ch

 アイガー・エクスプレスの起点地となるグリンデルワルト・ターミナルには、新型コロナウィルスの検査センターも完備。PCR検査は160スイスフラン(約2万円)、通常48時間で結果を発行。日本帰国時に必要な厚生労働省のフォーマットに沿った証明書は、別途10スイスフランで発行できる。ユングフラウヨッホのチケットを購入した場合は、10スイスフランを差し引いてくれる。スイス国内では、2月17日からレストラン内での接種証明書の提示や、マスク着用義務も廃止されたところだ。

※ 2月17日以降、スイス国内の行動制限の一部緩和で、屋内レストランでの証明提示義務が廃止された。また日本からの旅行者はワクチン接種完了者(2回目の接種から270日以内)のみ入国可能で、スイス入国時の証明の提示義務は撤廃されている。

各種制限措置(行動制限)
●店舗、屋内レストラン、映画館、劇場、屋内の文化行事等におけるコロナ証明提示義務【廃止】
(ただし、個々の店舗等が自身の措置として各種証明を求めることはあり得る。また、スイス以外のシェンゲン域内各国への入国等に際しての各種証明提示義務は継続しているので、旅行の際には注意が必要である。)
●マスク着用義務
・屋内レストラン、店舗内その他公共施設内、職場におけるマスク着用義務【廃止】
・公共交通機関や医療・介護関連施設(入院患者を除く)におけるマスク着用義務【3月末まで継続】

https://www.ch.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00696.html
https://www.admin.ch/gov/en/start/documentation/media-releases.msg-id-87216.html

 コロナ禍ではあるが、規制は緩和されていく方向にある。安全な渡航ができるようになったら、自然豊かなスイスのユングフラウエリアにぜひ足を運んで頂きたい。春夏秋冬、年間を通して四季の変化を感じることができ、どの季節でも魅力が満載だ。アイガーはいつでも美しく聳え立ち、絶景が心を癒してくれるだろう。

■オンラインツアーでスイスの魅力を満喫!

 まだまだコロナ禍を抜け出すことができず、容易には海外へ渡航できない現状である。スイスの魅力を伝えている無料のオンラインツアーがある。昨年からスイス・オンラインツアー製作委員会がシリーズ開催している。次回は2月26日に開催予定なので、興味がある人はチェックしてみるといいかも!

第14回「ユングフラウ地方の冬」編:https://peatix.com/event/3165203 (後援:スイス政府観光局)