どうも缶にちは! 缶詰博士の黒川勇人です。今回はアウトドアブランドのパタゴニアが販売する「サバ缶」を使った”CAN”P料理です。

「パタゴニアでサバ缶を出してるの?」と意外に思う人もいると思うけど、実は同社には食品事業パタゴニア・プロビジョンズがあるんです。環境保全に役立つ食品を企画・販売していて、「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」缶もそのひとつ。これがめっぽうウマいんですぞ。

4種のフレバーからスモークをチョイス

パタゴニア「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」120g

 このシリーズには、「レモンケイパー」「スモーク」「ローストガーリック」「スパニッシュパプリカ」と4種類のフレバーがあります(箱を3つ積んだ画像にはスパニッシュパプリカが写ってません。家で食べちゃったせいです。スミマセン…)。

 スモークは3月に発売されたばかりの新商品で、サバをローレルで燻製しているのが特徴。これを使ってキャンプ朝ごはんを作りましょう。

スモークといっても香りはおだやか

 スモーク缶を開けると、まず燻製の香りが立ち上がるけど、とても穏やか。サバの匂いがちゃんと判るほどです。

 魚を燻製にした缶詰は珍しくなく、特にヨーロッパでは一般的。基本的には強い燻香がウリで、焚き火の煙のような香りが食欲を引き立てます。でもこのスモーク缶はちょっと違う。恐らく、サバがもともと持っている風味を味わって欲しいから、あえて燻製を控えめにしているのだと思います。

 試しにひと口いただくと、引き締まった身の中からうま味がじゅわっと湧き出て驚きます。日本のサバ缶と比べると魚体は小ぶりで、脂もそれほど乗っていない。それなのにこの豊富なうま味! 実はこのサバの美味しさには理由があるのですが、それは後半で解き明かすことにしましょう。