アウトドア用サングラスの選択肢は豊富だけれど、アウトドア用のメガネって今ひとつピンとくるものがない、っていうのはメガネ派諸氏からよく聞くお話。

 そんなお悩みへの回答となり得るアウトドアメガネが誕生した。その名も「F」。軽量な偏光アウトドアサングラスブランドとして人気の「FLOAT」が手がける、「ブレない」「着用ストレスがない」「街でもかけられる」「メイドインジャパン(メガネの街・福井県鯖江市産)」を謳った新ブランドだ。

サングラスではなく、アウトドアメガネのブランド

生粋のメガネハイカー、三鷹「ハイカーズデポ」の土屋さん登場です

 サングラスとしても使えるそうだが、あくまで「アウトドアメガネのブランド」というのがミソらしい。

 そこで、アウトドアでメガネといえばこの人。三鷹にあるアウトドアショップ「ハイカーズデポ」の店主で、生粋のメガネハイカーでもある土屋智哉さんに「F」の着用感を伺った。

「私はコンタクトが合わないので、アウトドアでもメガネ派なのですが、『F』は気に入ってます」

 ふむふむ。数ヶ月間着用してみているそうなので、掛け心地の特徴を教えてもらおう。

ズレない、ブレない。そして、耳が痛くならない

クラシックな見た目に最新の機能がてんこ盛り。「FJP-001 ウェリントン型」¥25,300(フレームのみ)

「気に入っている点は2つあります。まずは、ある程度の動きをしてもメガネがずれにくいこと。山ではアップダウンの際など、今まではどうしてもメガネが上下にブレたり動いてしまうことがありました。しかし、このメガネはそのズレが非常に少ないのです」

 まったくブレない、とまで言い切るにはもう少々実地テストが必要だそうだが、ジャンプをしてもブレないと言うのだから驚くべきフィット感だ。

レンズを含む重量はわずか27g。ストレスなくかけ続けられる軽さも、アウトドアでは重要な要素だ

「2つ目は耳やこめかみが痛くならないことです。メガネユーザーは、結構テンプルが耳にかかる部分が痛いと感じる人は多いと思います。しかし、このメガネはそもそもテンプルが耳にかからない。なので、この厄介な痛みの原因自体を取り除いた構造なのです」

美しいカーブを描いたフレーム構造が、「F」ならではの特徴を生み出している秘密

 土屋さんがあげた2つの特徴を生み出す秘密は、「ロングカーブストレートテンプル」と名付けられた独自のフレーム形状にある。こめかみや耳でフレームを支えるのではなく、後頭部で支える構造なので横からの着圧が軽く、柔らかなかけ心地と抜群のフィット感を実現しているのである。

未使用時は首からかけておけるうえ、着用時も片手でOK。運転時などにもかなり便利だ

ハイカーズデポにて開発者の話も聞けるイベントが開催

三鷹のアウトドアショップ「ハイカーズデポ」でのイベントは2021年4月17日と18日の2日間

 デザインはクラシックなウェリントンフレームとボストンフレームの2種類で、それぞれシックなブラックとベッコウ柄の2パターンの全4モデルを展開している。

「スポーツサングラスやスポーツグラスに抵抗感がある方には、朗報と言えるフレームだと思います」

 ハイカーズデポでは、2021年4月17日と18日の2日間限定で「F」のフィッティングを体験できるポップアップイベントを開催する。当日は土屋さんに加え、ブランドのデザイナーであり、代表の瓜生顕士さんも駆けつけ、自らフィッティングと解説を行う。

 山でも街でもボーダレスに使えるメガネをお探しの方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。

『F』フィッティングイベント in ハイカーズデポ
日程:2021年4月17日(土)、18日(日)
時間:12〜19時
場所:ハイカーズデポ店頭テラス
https://hikersdepot.jp
https://float-glasses.com