8月21日(金)・22日(土)・23日(日)の3日間に渡って新潟県・佐渡島で行われる野外フェスティバル「アース・セレブレーション(EC)」。太鼓芸能集団 鼓童(こどう)と佐渡市が主催する、今年で39年目を迎える歴史あるイベントです。

■佐渡には鼓童に関連する施設が多数存在する

 開催地となる佐渡は、2024年に世界文化遺産登録された日本最大の離島。北に標高1,172mの金北山(きんぽくさん)をはじめとする大佐渡の山地、南は645mの大地山(おおじやま)をはじめとする小佐渡の山地、中央部に国仲(くになか)平野が広がっています。2013年には島全体が「日本ジオパーク」に認定されました。

 金北山には樹齢300年の天然杉や天然芝の高原地帯のドンデン山、カンゾウが群生する大野亀(おおのがめ)など雄大な自然が残ります。

 では、この豊かな自然を育む佐渡で、なぜイベントを開催するのか。

 それは、佐渡南西部に位置する小木半島の中央部「鼓童村」を拠点に鼓童が活動していることに由来します。

 付近には一般の方が太鼓の体験を楽しむことができる「たたこう館(佐渡太鼓体験交流館)」や、廃校校舎を利用した研修施設「深浦学舎」のほか、車で1時間ほどの所では鼓童文化財団研修所があり、鼓童のメンバーを目指す研修生たちが共同生活を行っています。

自然とふれあいながら音楽や体験イベントが楽しめる

■ライブやワークショップもあり、家族で満足できる

 3日間行われるイベントのメインとなるのが野外コンサート、ハーバーコンサート。港のすぐ側にある海を臨む公園の特設ステージで、1日目は鼓童と三宅島芸能同志会、2日目は鼓童とモンゴルの民族音楽グループKhusugtun(フスグトゥン)、そして3日目は鼓童の公演が行われます。波音を聞いたり、星空を楽しみながら、音楽と自然が一体となる感覚を味わえる素敵な場所。ライブを見て、心と身体が踊りだしたら、用意されているダンスエリアで心ゆくまで踊れるのも魅力です。

 開催期間中は無料のイベントも多数行われます。鼓童研修生たちによる研修所の話や演奏、佐渡民謡「小木おけさ」のデモンストレーションやレクチャー、鼓童OBで篠笛奏者として活躍している狩野泰一のソロコンサートなどが行われる他、一般公募で申込のあった様々なパフォーマンスを楽しむことができます。

 有料のワークショップは、パーカッショニスト・渡辺亮さんのワークショップや住吉佑太さん(鼓童)の作曲お悩み相談室、4~6歳のお子さんと保護者が対象のリトミック、鼓童の稽古場探訪なども。一部のワークショップは定員となり、申し込みが終了している場合があります。

和太鼓叩く体験もできるワークショップ

■島内をフィールドにあちこちで関連イベントを開催 

 ハーバーコンサート会場の隣では、佐渡や世界各地の飲食店、衣料や雑貨のお店などが立ち並び、三角公園には佐渡のマイクロブルワリー「t0kibrewery」を中心に飲食エリアが充実します。

 会場から徒歩2分ほどの場所にある小木商店街では「おぎ扇の市」を開催。地元の方との交流をしながら街歩きができます。

 さらにタイアップイベントも充実しています。

 市内にある「coco sugar」での水引アクセサリー体験、「永柳陶房」での佐渡金山で発見された赤土を使った焼き物「無名異焼(むみょういやき・伝統的工芸品)」作り、観光タクシーを使った佐渡観光、琴浦エリアの小木ダイビングセンターでのシーカヤック体験など、この3日間は市内各所がより賑やかになります。

 当日はEC臨時バスの運行もあり、小木地区内や、両津港~小木間を結ぶ路線もあるので、地域を巡ってみるのもいいかもしれません。

小さなお子さんが参加できるプログラムも豊富