■世界の旅行先25選に山形県! 日本で唯一選出された理由は?
アメリカの大手メディア「ナショナルジオグラフィック」では毎年、その年に行くべき世界の旅行先を発表しているのだが、2025年10月に発表された最新の「Best of the World 2026(2026年に行くべき世界の旅行先25選)」で、日本国内から唯一山形県が選出された。
なぜ、京都や富士山、北海道といった国内外に知られる有名観光地ではなく山形県が選ばれたのか? 同メディアによると、
・東京から300kmほどの距離にも関わらず、別世界のような静けさを保つ場所である
・日本の旅行者もまだ多くが訪れておらず、混雑を避けられる
・聖なる山々、静寂に包まれる寺社、フォトジェニックな温泉など古くからの伝統と神秘的なアウトドア体験ができる
といった点が評価されたようだ。そこでこの記事では、同県出身である筆者が、静かな自然や伝統、景観などを楽しめる山形県内の代表的な注目スポット「山寺(立石寺)」、「羽黒山」、「銀山温泉」を紹介する。
■静けさを感じる山のパワースポットと絶景「山寺(立石寺)」(山形市)
ナショナルジオグラフィックが注目する「静けさに包まれた寺社」の一つであり、山形県内有数のパワースポットとして知られる山寺。山形県山形市にあり、正式名称を「宝珠山立石寺」という。新幹線停車駅である山形駅から最寄り駅である山寺駅までJR線で約20分、駅から徒歩5分ほどで登山道入口だ。大きな石や岩が連なる山そのものが信仰の対象となっており、かつて俳人・松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という有名な句を残したことでも知られている。
大仏殿のある奥之院までは1,015段の長い石段が連なり、1時間ほどの道のりだ。道中にある日本最古のブナ材木造建築とされる「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」、2体の仁王像がにらみをきかせる「仁王門」などの史跡・パワースポットを巡りながら奥之院を目指そう。崖の上に立つ「開山堂」や「五大堂」からの絶景も見どころだ。
ふもとでは名物の「山寺力こんにゃく」や冷たいそばにイカ足の天ぷらを添えた「げそ天蕎麦」などもいただける。山形のご当地グルメを楽しんで、プチ登山の疲れを癒してほしい。
●宝珠山立石寺
〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
ホームページURL http://www.rissyakuji.jp/