昨年10月に襲来した台風22・23号は、東京都心から287kmも離れた八丈島・青ヶ島に甚大な被害を及ぼしました。八丈島では最大瞬間風速54.7m/sを観測。線状降水帯も発生し、1時間に92mmを超える大雨が猛威を振るいました。その結果、八丈島では多くの家屋で停電や断水が発生し、900軒を超える住宅に被害が及んだそうです。もちろん、島の自然も大きな被害を受けました。

 それから半年。島民や関係する方々の懸命な努力により、少しずつ復興が進んできています。それを後押しするためのキャンペーンも始まりました。南の島の春を感じるとともに、復興の一助となるのだったらと、竹芝桟橋から「橘丸」に乗船し八丈島に向かいました。

■復興キャンペーンや「しまぽ通貨」等で格安な島旅に!

“復幸旅”キャンペーンは、さらにお買物券までついてくる!
東京都の島旅で使える通貨「電子しまぽ」を組み合わせればさらにお得に!(画像は、電子しまぽ公式HPから)

 八丈島・青ヶ島の復興を後押しするためのキャンペーン“復幸旅”は、訪れる観光客にとってもうれしい内容が満載です。まず、宿泊費が割引になるクーポンが発行されています。とても人気があり残りわずかとなっているようですので、興味のある方はお急ぎください。そのうえ、このキャンペーンを利用すると、1泊につき3,000円のお買物券までもらえるのですから見逃せません。

【八丈島観光協会ブログ】

 さらに、東京都の11個の島だけで使える「電子しまぽ」なら、都の助成により、7,000円で10,000円分のお買い物ができます。令和8年度用は現在準備中のようですが、両方を組み合わせれば、ぐっとお得に旅を楽しめるのです。また、東海汽船でも、期間限定で「八丈島復興応援きっぷ」を販売中。旅行で復興にもつながるとなれば、もう行くっきゃないですね。

※以上の内容は取材時によるものです。最新の情報はご自身でお確かめください。

【電子しまぽ公式HP】
【東海汽船 八丈島復興応援きっぷ】
 
海の幸「島寿司」は是非味わいたいグルメの一つ

 島では、カツオ・トビウオなどの新鮮な海の幸を生かした「島寿司」や「明日葉」を使った郷土料理もふんだんにあります。お買物券や電子しまぽを上手に使って、特産の「島焼酎」とともに自然の恵みをたっぷりと楽しみたいものです。

■照葉樹に囲まれた森を歩く

川沿いの濃い緑の散策路を進んでいきます

 八丈島は、三原山(東山)と八丈富士(西山)が、それぞれ噴火し、その堆積物でつながったひょうたん型をした島です。

 そこで、まず三原山の山麓にある硫黄沼までハイキングをしてみることにしました。唐滝川(からたきがわ)に沿った散策路の周囲はうっそうとした照葉樹林に囲まれています。時折聞こえてくるミソサザイやタネコマドリのさえずりに耳を傾けながら、誰もいない静かな道を緩やかに登っていきます。

台風の大きな被害の跡を目にすることもありましたが、表示も明確で危険を感じることはありませんでした
緑色の美しい沼の水面に、青い空が鏡のように映っていました

 途中、何か所か道が崩れていたり、斜面が崩れて大木が倒れていたりする場所を見かけました。昨年の台風による被害なのでしょう。想像を超えるような大雨と強い風だったことがわかります。しかし、危険を感じることは少なく、早く復旧が進むことを願いながら通り過ぎました。

 駐車場からスタートすること1時間弱。左手に少し下ると、そこにはグリーンの水をたたえた小さな沼がありました。不思議な色は硫黄成分が含まれているからとか。深い森に囲まれた沼は風もなく、周囲の風景を鏡のように映していて、別世界にやってきたかのようでした。なお、硫黄沼から先の唐滝までは台風被害により通行止めとなっていました。今後の状況については、観光協会などで情報を収集するとよいでしょう。