■急登を登り切った後の稜線歩き

石狩岳山頂。奥には表大雪の山々が広がっている

 シュナイダーコースの急登部分を登りきり、1,770m地点で稜線に出ると山の反対側の景色が目に飛び込んでくる。それは表大雪の山々だ。ここから山頂までは快適な稜線歩き。それまでの急登と比べると、かなり余裕が出てくる登山道となる。

 山頂標識が置かれたピークは一番手前の1,966mピーク。石狩岳の最高点はもう少し先にある1,667mのピークだ。すぐ近くなので足を延ばしても良いし、景色はさほど変わらないので、標識のある山頂まででも十分ではある。

 天気が良ければ、しばし山頂からの展望を楽しみたいところだ。360度山々に囲まれた大展望は一見の価値ありだ。石狩岳のシュナイダーコースは登り応えのある急登を経て山頂へ至る、決して楽ではない登山らしい登山道。登山の腕試しに挑戦してみてはいかがだろうか?