■使用時の安定感がさらにアップ

バーナーヘッドの大きさとポジションにも注目してみましょう。
新旧モデルを横から見比べてみると、新作のヘッドは1.4cmほど低く(小さく)なっていることがわかります。わずか1.4cmですが、されど1.4cm。実際、クッカーにお湯を入れた状態で使い比べてみると、重心が下がったことで安定感が増したことがよく感じられました。
別売りの専用ゴトク(こちらもより使いやすい形状にリニューアルされた)を使うと、フライパンなどでの調理にも使えるですが、この高さの変更で調理時の安定感もアップしています。
■細かいディテール変更もチェックしてみよう

シリコン製のリッド(フタ)とカップ、ネオプレーン製コジーのバンドも、それぞれより使いやすいように形状が変更されています。
カップは収納時にクッカーの底の保護カバーも兼ねていることに変更はありませんが、取り付け部分の切り欠けをなくして割れにくくなりました。

実際にリッドを使い比べてみると、水切れがだいぶ良くなっていることがわかります。
じつは筆者は、出始めの頃のモデルを愛用しているのですが、リッドが熱で変形してフィット感が悪くなってしまったので、お湯を注ぐ用途にはすっかり使わなくなりました。この新作のフタがどのくらいの耐久性があるかは、正直使い続けてみないと分からない部分ではあります。

ガス缶の下に付けて安定感を高めるためのパーツ・スタビライザーは、従来はクッカーの中に入れて持ち運ぶ仕様でしたが、バーナーヘッドにカチッとはめて、まとめて収納できるようになりました。
失くす心配がなくなった反面、使用後、バーナーヘッドが冷めるまで収納できないデメリットはあるように思います。