■各スキー場から行きやすい「道の駅 白馬」【白馬村】

そして、3つ目に紹介するのは白馬村にある「道の駅 白馬」。「HAKUBA VALLEY」に最も近い絶好の立地で、スキー場が点在する山々の麓を抜けていく国道148号線に面している。
古代米の一種の「白馬紫舞(むらさきまい)」が特産品として知られ、お土産コーナーに「朝紫」と「南京香稲」の2種が売られているほか、おむすびも食べられる。

紫色の米に含まれているアントシアニンは抗酸化作用が期待されているポリフェノールの一種で、紫外線などの有害な光によるダメージから体を守る働きがあるという。ということは、「スキー場で受けた日焼けのダメージにいいかも?」なんて考えてしまう。
■おやきは自社加工工場から直送

「道の駅 白馬」のおやきの内容は、野沢菜、切り干し大根、なすなどの“おかず系”、あずき、りんごカスタード、かぼちゃといった“あまい系”、そして、チーズや牛肉カレーのような”変わり種”まで幅広いニーズに応えたラインナップ。
これらのおやきは、道の駅のすぐそばにある自社加工工場で製造されているため、できあがったものがどんどん追加される。スキー場帰りに立ち寄っても売り切れになっている心配はなさそうだ。
■白馬村キャラクターが充実

白馬村キャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世」のグッズも充実し、マグカップ、キーホルダーやステッカー、さらに金平糖やたまごボーロのパッケージにも使ったオリジナル商品もある。地酒にもキャラクターを取り入れた商品があり、ラベルにキャラクターが使われた「道の駅白馬限定 村男Ⅲ世 純米吟醸原酒」、オジナル手ぬぐいで瓶を包んだ「大雪渓 純米 村男手ぬぐい包み」、さらに「白馬錦村男缶」もある。
また、お土産の種類がとにかく豊富で、生そばや野沢菜、わさびなどの長野名物、「白馬ハム」の加工商品、お菓子や小物など、自分用にも贈呈用にもぴったりな品が揃っている。

■レストランで紫米が食べられる

道の駅内のレストランの自慢は石臼で挽いた自家製粉を手打ちしたそばと、白馬村で飼育されている「はくばの豚」。「はくばの豚」は豚特有の病原体がないSPF豚で、病気予防のための抗生物質を投与することが極めて少ないのが特徴だ。
そして、これらそばや「はくばの豚」の定食で、特産品の「紫米」を食べることができる。白米よりもちもちとした食感の「紫米」は、ほんのり甘みも感じる。


「HAKUBA VALLEY」のすぐそばにある「道の駅 白馬」をはじめ、このスキーリゾートに向かうルート沿いには地域色たっぷりの個性的な道の駅がある。長野の伝統食「おやき」でさえも道の駅ごとのオリジナリティがあるのだ。
スキー場の行き帰りに立ち寄って、特産品を知り、その土地のおいしさも味わってほしい。