■清八山から御巣鷹山を経由し、三ツ峠山へ「麓の街が富士山の壮大感を演出」
本社ヶ丸を後にし、大幡八丁峠まで戻ってから尾根沿いを歩いて御巣鷹山を目指す。アップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げるが、茶臼山からは急登区間となる。
御巣鷹山の山頂にはレーダー塔があるが、眺望はなく樹林帯の中。山頂を示す標識は木に吊るされているので見逃さないように。
御巣鷹山から三ツ峠山までは20分。起伏は穏やかなので歩きやすかった。
三ツ峠山(みつとうげやま・標高1,785m)は日本二百名山に選ばれているほか、山梨百名山に選定されている。清八山、本社ヶ丸と同様に富士山の眺望がすばらしい山だ。
三ツ峠山の山頂からの眺望は、さえぎる山がなく、麓の都留市、富士吉田市から富士山の山頂までを望むことができ、改めて日本一の山の壮大さを感じることができる景色だった。
三ツ峠山からの下山は9割が林道歩きなので危険もなく、安心して下山できるだろう。
■涼しくて気持ちよく歩ける11月がベスト!
筆者は過去に何度もこの地を訪れているが、晩秋がもっとも快適に歩くことができ、富士山の景色も楽しむことができた。富士山もほどなく白い雪に覆われ、美しい姿になるだろう。そんな富士山の景色を楽しみにでかけてみてはどうだろうか。
【三ツ峠山登山口往復コース】所要時間
三ツ峠山登山口 (1:20) → 大幡八丁峠 (0:20) → 清八山 (0:35) → 本社ヶ丸 (0:30) → 清八山 (0:15)→ 大幡八丁峠 (1:50) → 御巣鷹山 (0:20) → 三ツ峠山 (1:05) → 三ツ峠山登山口
歩行距離:約9.6km
累積標高差:登り 962m、下り 961m
合計所要時間:6時間15分