北八ヶ岳の「にゅう」は、長野県南佐久郡小海町に位置する標高2,352mの山で、八ヶ岳連峰の一部を形成している。にゅうの山頂付近は岩峰となっており、木々に遮られることなく、広大なパノラマを楽しめることで人気だ。
また、日本一標高の高い湖として知られる白駒池(しらこまいけ)が近くにあり、それと合わせた登山コースの人気も高い。
珍しい名前の「にゅう」だが、その由来は諸説あり、表記のしかたも「にゅう」「ニュウ」「にう」とさまざまだ。
■標高2,120mの登山口「麦草峠」から「にゅう(標高2,352m)」と「中山(標高2,494m)をめぐる周回コース
●登山口・麦草峠へのアクセス紹介
麦草峠は、長野県茅野市と佐久穂町の間にある峠で、標高は2,120m。茅野駅と佐久平駅からそれぞれバスがあり、利便性の高く、多彩なコースを計画できる登山口である。
マイカーでアクセスする場合は、中央道・諏訪ICから、メルヘン街道と呼ばれる国道299号を経由して、麦草峠駐車場までは約30kmだ。また、上信越道・八千穂ICからは国道141号を北上し、メルヘン街道に入る。約40㎞1時間の道のりだ。約30台収容の無料スペースのほか、白駒池入口付近にある150台収容の有料駐車場も利用できる。
なお、麦草峠に至る国道299号の一部は冬季通行止めとなるので、出かける際は事前の情報収集が必要だ。