■あえて言うなら「ここがマイナス」。もう少し軽量化して欲しかったポイント

サイドジッパーで大きく開く開口部は確かに便利ですが、軽量化を優先するならば上からの取り出しで十分

 1kgを切ってくるかと思いきや、容量45Lで重量1.6kgと重さは一般的なバックパックと同程度になっています。

 「見た目はウルトラライト系バックパックで、背負いやすさがミステリーランチ」といった製品を期待していたので、そのあたりは少し残念でした。特にサイドジッパーとトップリッドは思い切って軽量化しても良かったのでは? サイドとフロントに大型ポケットがあるので、シンプルなロールトップ式で良かったように思います。

■ほどほどの軽量化と耐久性と背負いやすさ

 製造技術や素材が進歩し、軽量コンパクトでも使いやすい道具が増えています。今はギリギリまで荷物を切り詰める軽量化が流行っていますが、実際に一般的な登山ではほどほどの軽量化と耐久性と背負いやすさのバランスこそが求められるでしょう。

 そのような意味では、このレイディックス47はとてもバランスの良いバックパックと言えるのではないでしょうか。