空前のキャンプブームにより、キャンピングカーの販売台数は過去最高を記録。キャンプやキャンピングカーのアウトドアアクティビティは、日本の文化として定着した感がある。

(参照:一般社団法人日本RV協会 2023年度版 https://www.jrva.com/jrvanews/detail.php?assoc_news_cd=340

 キャンプ歴30年の筆者もうれしい限りであるが、キャンプ場の予約が取りづらくなったのも事実。

 そこで「思い立ったその時に無料キャンプ場に出向き、焚き火を楽しみたい」「テントは設営せず、そのまますぐに寝られる場所を確保したい」といった願望からスタートさせたのが、車中泊DIYだ。キャンピングカーは筆者にとっては高価で、普段使いには不便といった思いもあり、車中泊仕様にDIYをすることにしたのだ。

 今回は、DIYで車中泊仕様にしたステップワゴンの車内を紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。

■車内DIYをするための、ワンボックス車内の条件

通常使用できるように2列目は使えるようにしておくのが車中泊DIYのマイルール
車中泊DIYのベースとなった、普通の外観のステップワゴン

 DIYをするうえでの第一の条件は、普段使いができること。そのため、2列目のシートは常に使える状態にしてある。なお、筆者所有のステップワゴンの3列目は、床下に格納される機能が備わっており、3列目は滅多に使用しないため、格納しスペースを有効活用している。

 第二の条件は、内装に穴を開けないこと。できることなら穴を開けず、飾り棚も付けたい。筆者は試行錯誤し今回の車中泊仕様DIYを行なったが、アイデア次第で色々な方法もあると思うので、その辺も楽しみながら行なってほしい。言えるのは、DIYのハードルはそれほど高くないということである。

■ベッド土台&座面編

ベッドの土台となる部分は、中心を外せるようにして用途に幅を持たせている
 車内のベッド土台を外してテーブルに。イスを用意すればあっという間にくつろぎ空間の完成だ

 ベッドの土台は、加工がしやすいイレクターパイプを使用した。また、土台部分を分割できるようにしたことで、キャンプ場で荷物置きとして利用したり、2つ縦に並べればコットにもなり大きなメリットが生まれた。

 一般的な車のDIYでは、通常のクッションのように座面にウレタンなどを入れ加工しているが、ポータブル冷蔵庫など重いものを置いた際は、沈み込んで安定性が悪くなる。そのため、今回は底冷えとクッション性の役割を期待し、それぞれの木板の大きさに合わせカットした銀マットを使用。木板・銀マット・カーペット素材のようなクロスの順で重ね、タッカーで留めた。

 寝る時は、テントマットを敷き、冬は一面に電気毛布を敷きつめれば快適空間の完成だ。夏は肌ざわりのいいラグマットや、冷感仕様のマットもおすすめ。