■高崎までグリーン車を利用した筆者の旅
筆者は、直近では世界遺産に登録されている群馬県の富岡製糸場を訪れるため、東海道線の川崎駅から高崎線の高崎駅までJR東海道線、および宇都宮線のグリーン車を利用した。東京駅へ移動し、そこから上越新幹線に乗った場合、乗車券の他に新幹線自由席特急券として2510円かかるが、普通列車のグリーン車を利用したので1000円(平日料金)の追加料金で快適に移動できた。また、東海道線と高崎線は直通運転をしており、川崎駅からグリーン車に乗車したあとは東京駅で乗り換えることなく高崎駅までいくことが可能。乗り換えの回数を減らしたうえにちょっと贅沢ができるのも、普通列車グリーン車を利用するメリットである。
■Suicaを利用してより快適に
最後に、普通列車グリーン車を利用する時にスマートフォンに入れておくと便利なアプリがモバイルSuica。事前にアプリ内で購入し、乗車後は座席上部にタッチするだけで、車内検札をパスすることができる。いつ来るか分からない検札を兼ねているアテンドの方から声をかけられ、そのタイミングでわざわざ切符を出す手間が省けるのでおすすめである。
またモバイルSuicaを導入したくない人は、通常のカードタイプのSuica、もしくはSuicaと同じく首都圏で普及している交通系ICカードのPASMO、JR北海道が出しているKitaca、JR東海TOICAでも、グリーン車停車駅のホームに設置されているSuicaグリーン券の端末で購入することで、モバイルSuicaと同様のメリットを得られるので、ぜひ使ってみてはいかがだろうか。