◾️タープの魅力3:自然をより身近に感じることができる

入り口が空いているので開放感がある

 タープ泊の魅力3つ目は「自然との距離の近さ」だ。テントは機密性が高く、自然の中でも外と居住スペースを隔離することができるが、タープはそれが難しい。張り方によっては入り口が塞がっていない状態のシェルターになる。機密性がないので、自然との距離をずっと近くに感じることができる。

 横になりながら星空を眺めたり、焚火を眺めたり、景色を楽しんだり…… そんなことがタープなら可能なのだ。

目の前に広がる絶景の山。開放的なタープなら、中からでも楽しむことができる

◾️タープの魅力4:テントに比べて軽量!  身軽になることができる

筆者が愛用しているはDDハンモックスの3×3mのタープ。重量は1kg以下で軽量

 タープ泊の魅力4つ目は「軽量」であることだ。一般的に1人用のドームテントなら重量は1〜1.5kgほど。一人用にピッタリな3×3mのタープなら500〜800gで済む。フレームなどがない分、テントに比べて軽量であることはタープの魅力。この記事で紹介している張り方も、このサイズのタープで設営が可能だ。

 荷物が軽量になれば、準備や撤収時の運搬もらくになる。人力徒歩キャンパーにとっても装備の軽量化はありがたいはずだ。

■あなただけの「秘密基地」をつくってキャンプをしよう

 タープ泊は機密性がない分、虫、動物への対策や、天気が悪い時の雨の吹き込みなどには注意が必要だ。また、開放的な分、セキュリティ面にも注意したい。

 テントに比べれは設営に時間はかかってしまうが、工夫しながらシェルターを作る行程は「秘密基地」を作ることと似ていてワクワクする。いつものキャンプにマンネリしてしまっている人は、ぜひ「タープ泊キャンプ」にトライしてみてほしい。