自宅周辺に目を向けると意外と近場に有な山があったりする。さらにロープウェイなどを使えば山登りが比較的容易に。そこで、百名山の中から索道施設が整う山をピックアップした。
日帰りで行けてあまり大変ではない、でも夏山の醍醐味を感じられる登山がしたい。そんな願いを叶えるのが、全国にある日本百名山にロープウェイやゴンドラ、リフトなど、いわゆる索道を使う山登りだ。
冬にスキー場で活躍する索道は夏の時期、観光営業している施設も多い。それを使えば標高をグッと上げられるのだ。
ここでは無雪期シーズンに索道を使うことで通常の登山道よりも距離が縮められる場所を集めた。この夏は地元近くの有名な山々へ出かけてみよう。
■茨城県 筑波山 [つくばさん] 877m
平野の中に聳える特徴的な山容から、「西の富士、東の筑波」と称される筑波山。百名山の中で最も標高が低い。男体山と女体山の2つの峰をもち、古くから信仰の山として親しまれており、ロープウェイを使うと山頂付近まで一気に上がれる。
▶筑波山ロープウェイ
標高:約542m-840m、乗車時間:約6分
■栃木県 那須岳 [なすだけ] 1,915m
那須岳は主峰の茶臼岳と三本槍岳と朝日岳からなる総称。標高は2,000mに満たないながらも、ロープウェイを降りた所から岩がむき出しの森林限界が続く。火山性ガスが噴き出す無間地獄と美しい池を擁する姥ヶ平が見どころ。
▶那須ロープウェイ
標高:約1,390m-1,684m、乗車時間:約4分
■栃木県・群馬県 日光白根山 [にっこうしらねさん] 2,578m
関東以北最高峰の日光白根山。岩稜帯に覆われ、威風堂々とした山容が特徴。さわやかな森林帯からゴツゴツとした岩場歩きまで幅広く楽しめる。山上には弥陀ヶ池や五色沼、麓には菅沼、丸沼など美しい湖沼にも恵まれている。
▶日光白根山ロープウェイ
標高:約1,400m-2,000m、乗車時間:約15分