■ダイビングショップの選び方

 全国各地にたくさんのダイビングショップがあるが、街中に店舗がある「都市型ダイビングショップ」と、海の側に店舗がある「現地型ダイビングショップ」に大きく分けられる。「どのようなショップを選べばよいのかわからない」という人のために、ショップ選びのポイントを紹介する。

●通いやすいショップか 

 自宅や職場の近くの通いやすいショップを選べば、講習の受けやすさに加え、Cカード取得後のダイビングツアーにも参加しやすい。せっかく取得したのにダイビングを続けられないともったいないため、通いやすいショップを見つけよう。

●講習費用

 講習費用は4〜8万円ほどが一般的。指導料、教材費、施設使用料、器材・タンク・ウエイトのレンタル料、宿泊費、食費、交通費、補習料、Cカード申請料、キャンセル費用などが含まれている。

 よくあるのが、講習費用に加えて器材購入が条件になっているパターン。筆者もこれを後から知って後悔した経験がある。

 ある程度ダイビング経験を重ねると、自分が求める器材もわかってくるので、初めは購入はせずショップでレンタルできる器材で十分だ。

 ほかにも数日にわたって講習をする場合の宿泊費、都市型ショップの場合は海までの交通費など、表示金額に含まれるもの・含まれていないものを事前に確認しよう。

 HPなどに記載されている金額が安くても、追加料金がかかり、結局高額になってしまう場合もあるので注意が必要だ。「トータル費用がいくらになるのか」がポイントだ。

ダイビング器材の一つのフィン(足ヒレ)(撮影:新井夏海)

●臨機応変な対応

 講習日数は最短で3日ほどだが、上達スピードは人それぞれのため、「○日で終わる」など期間が事前に決められているショップは要注意。

 必要な知識とスキルがきちんと身につくまで追加講習してくれるショップを選び、安心・安全にダイビングを楽しめる技術を身につけよう。

きちんとしたダイビングスキルを身につけると、フワフワとした浮遊感が楽しめる(撮影:新井夏海)