ポータブル電源で日頃お世話になっているアウトドアユーザーも多い、テクノロジー企業・EcoFlow(エコフロー)が、電気を自給自足するオフグリッド生活を体験できる施設「EcoFlow House」(エコフローハウス)を、2023年4月20日に再オープンさせた。

■長野県伊那市にOPEN「EcoFlow House」とは

 グリッドとは送配電網で、「オフグリッド」とは電力会社の送配電網につながっていない状態、あるいは電力会社に頼らずとも電気を自給自足している状態のことだ。太陽光や風力などを電力に変える、地球環境に負担をかけない再生可能なエネルギーシステムのひとつだ。

伊那市横山にある「EcoFlow House」

 「EcoFlow House」のある伊那市は長野県南部に位置し、東京から車で約3時間、名古屋からは約2時間と都市部からのアクセスが良く、近年は移住先として耳にすることも多い町。中央アルプスの麓にある横山は自然にあふれ、アウトドアアクティビティやスポーツのフィールドとして人気の場所で、施設をオープンさせるにあたっては、キャンプ場の避難小屋が再活用された。昨年9月のOPENから準備期間を経ての待望のグランドオープン、一般利用が可能となった。

屋根にはソーラーパネルが敷設されている(4月4日メディア先行内覧会より)

■宿泊体験ができる、キャンペーン実施中

 これを記念してEcoFlowは9月末まで、ポータブル電源またはソーラーパネルを公式オンラインサイトで購入した会員を対象にした、1泊2日の宿泊ができる、抽選キャンペーンを行っている。

「EcoFlow House」:https://jp.ecoflow.com/pages/ecoflow-house-2023

キッチンの様子。パワーシステムが壁に備え付けられているのが分かる

 施設内にはおおよそ生活に必要な設備や調理器具、アメニティが揃えられていてキャンプやキャビン泊などの経験者にとっては十分な設備が整っている。ファミリーやグループでの利用も可能だ。もちろん全ての電気を自給自足でまかなう仕組みだ。

2階のベッドルーム。ほどよい採光がいかにも心地よさそうだ

 生活のすべてが新しい発見となるエコな宿泊体験は、豊かな自然の中で学びの多い、ちょっと贅沢なアクティビティとなるだろう。