都心から簡単にアプローチできる山として知られる「高尾山」。春には桜やスミレ、ニリンソウなどの花々が咲き、お花見登山が楽しめる。

 今回は、筆者が高尾山に登った様子をレポートする。高尾山に登山するなかで出会えたたくさんのスミレもぜひご覧いただきたい。

■スミレの宝庫「高尾山」

ヒナスミレ(左下)とコスミレ(右)の群落(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 高尾山はスミレの宝庫として知られており、国定公園内では20種類近くのスミレが見られる。見頃である春には、よく見られるポピュラーな「タチツボスミレ」やピンクの可愛らしい花をつける「ヒナスミレ」、高尾の冠をつけた「タカオスミレ」など、多彩なスミレに出会える。高尾山に登り、スミレの違いを観察するのもおもしろいだろう。

■高尾山のお花見登山レポート

 今回は、高尾山口駅から6号路を登り、3号路と1号路を下るルートを利用した。登山当日は天候に恵まれ、清々しい気持ちでスタート。駅から歩いてすぐ、道端にはいくつかの花や桜が咲いており、お花見登山の期待が高まる。

 ケーブルカーに乗れる山麓駅の脇を抜け、6号路を歩き始めると、白色の可愛らしいニリンソウが目に入った。凛と咲く姿に、思わず心がおどる。

タチツボスミレ。淡い紫色の花をつけ、立ち上がるような姿が特徴的(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
ナガバノスミレサイシン。淡い紫色もしくは白色の花をつけ、葉が細長いハート形(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 さらに歩いていくと、スミレがぽつぽつと咲いているのを見かけた。よく見られたのは「タチツボスミレ」と「ナガバノスミレサイシン」だ。

 「タチツボスミレ」は、淡い紫色の花をつけ、立ち上がるような姿が特徴的。「ナガバノスミレサイシン」は、淡い紫色もしくは白色の花をつけ、葉が細長いハート形になっているのが特徴だ。

 6号路では、大山橋を過ぎたあたりの斜面や、山頂前の長い階段あたりでスミレが多く咲いていたのが印象的だった。スミレを愛でながら、山頂を目指す。

 山頂では桜が咲いており、展望台からは桜と富士山の展望がすばらしかった。下山では3号路から1号路に合流して歩く。

エイザンスミレ。白色や淡い紅色の花をつけ、葉が細長くギザギザしている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
ヒナスミレ。淡いピンク色の花をつけ、葉は三角形に近い先がとがったハート形(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 下山時に見つけたスミレは、「エイザンスミレ」と「ヒナスミレ」。

 「エイザンスミレ」は、白色や淡い紅色の花をつけ、葉が細長くギザギザしているのが特徴。「ヒナスミレ」は、淡いピンク色の花をつけ、葉は三角形に近い先がとがったハート形だ。

 スミレをよく観察してみると、似ていながらも異なる特徴がある。高尾山では、桜やスミレ、ニリンソウなどの花を見ることができ、大満足のお花見登山ができた。