■やっぱり定番は「ガスライター」
アウトドアの着火道具といえば、一番の定番は「ガスライター」です。
昔ながらの石(フリント)を回転状のヤスリで削るタイプは寒さに強い反面、濡れに弱いのが特徴です。対して電子式は、寒さに弱い反面、濡れに強いのが特徴です。多少濡れても、よく振れば大体復活します。この2つは互いの欠点を補い合う存在です。同じメーカーのライターでも、フリント式と電子式とでは得意とする使用環境がまったく違うのだから面白いですね。
また、火力が強いターボ式は下向きにも点火できるため、キャンプからハイカーまで人気の選択肢です。こちらも電子式がほとんどです。
■ひと手間も楽しみたいなら「オイルライター」
続いて、ライターといえばジッポーライターに代表される「オイルライター」でしょう。蓋の隙間が多く、オイルが蒸発しやすいのが欠点と言えます。
写真右のタイタンライトは、大容量でスクリューキャップ式なので使い勝手が良いモデルです。
キャップ式は「ピーナッツライター」とも呼ばれ、その名の通りのとても小さなタイプから、数ヶ月メンテナンスしなくてもオイルがなくならないような大容量の大型モデルもあります。
オイルライターは手を離しても火が消えないため、焚き火などの着火に使うと楽です、また、万が一オイルがなくなっても、内部のワタを使って火を着けることが可能です。オイルライターには、ガスライターにはないメンテナンスをする楽しみもあります。