キャンプでよく遭遇する近隣のキャンパーとのトラブルは、音に関することが多い。自分には気にならない音であっても、他人には大迷惑だったりすることもある。今回は、キャンプで騒音トラブルになりやすい音をピックアップする。

■車のドアの開閉音

ドアを開け閉めする音に気を付けよう(撮影:堀田篤史)

 オートサイトでテント設営時に車のドアを開け閉めすることが多いが、なるべく少なくしたい。ドアを開け閉めする音は意外と大きく、ロックを解除する音も他人にとっては気になるものだ。必要以上には開け閉めしないように、工夫して設営しよう。

■音楽

 スピーカーなどの音が出るものを持ち込み禁止にしているキャンプ場もあるが、自然の中で音楽を聞くのは気持ちが良いものだ。しかし、音量と音楽を流す時間には気をつけたい。静まった夜中に音楽を流すと、小さな音量でも響いてしまうので気を付けたい音である。夜には音楽を流さないようにしよう。

■深夜のおしゃべり

 キャンプ場では、就寝時間や「22時以降は静かにしてください」といったクワイエットタイムが決められている。ルールがあるにも関わらず、夜中でも大声でおしゃべりするのは気を付けよう。お酒を飲んでいると声が大きくなっていることに気付きにくいので注意が必要である。

■早朝深夜の薪割り

寝静まっている時間帯の薪割りはやめたほうがいい(撮影:堀田篤史)

 薪割りをする音は、キャンプ場でよく聞く音である。薪を割る音は、聞いていて心地よい。しかし、薪割りをする時間帯によっては周囲の気になる音になる。深夜や早朝に薪割りをするのではなく、昼間に薪の準備はしておこう。翌朝の薪の準備も忘れずに一緒にしておけば、朝から薪割りする必要はなくなる。

■周囲への気配りを忘れずにエンジョイキャンプ!

 公共の施設であるキャンプ場では他の利用者への配慮が必要だ。最も気を付けたいものの一つが音である。近隣キャンパーとのトラブルになるかもしれないからだ。周囲への音の気配りを忘れずにキャンプを思う存分楽しもう!