キャンプといえば家族や友だち同士で青空の下、お酒を酌み交わしながら美味しい料理に舌鼓を打つのが醍醐味の一つ。そして、そんな団欒のひとときに欠かせないのがタープだ。

 しかし、ひとくちにタープといってもその種類はさまざまで、どのタープを選べばよいかわからない人もいるだろう。今回はそのような人のために、キャンプでよく使われる代表的な2種類のタープと、その選び方をお伝えしたい。

■代表的な2種類のタープ

●スタイリッシュな外観が魅力的な「ヘキサタープ」

ヘキサタープは湾曲した六角形がキャンプ場で映える(撮影:小松優太)

 ヘキサタープは六角形をしたタープで、六角形を意味する「ヘキサゴン(hexagon)」が名前の由来だ。各辺が湾曲したような形のものが多く、洗練されたスタイリッシュさが感じられて、おしゃれなデザインといえるだろう。

 一方で湾曲している分、日陰の面積が狭くなるので暑い日差しの下ではデメリットが生まれる。どちらかといえば、実用性よりもデザイン性を重視する人向きの商品だ。

●日陰を確保しやすい実用的な「レクタタープ」

日陰を確保でき、実用性に富んだレクタタープ(撮影:小松優太)

 レクタタープは長方形のタープを指し、英語で長方形を意味する「レクタングル(rectangle)」から名付けられている。日陰の面積を広くとれるため、強い日差しを回避するという点においては、実用性に優れたタープだ。

張り方をアレンジできるのもレクタタープの特徴(撮影:小松優太)

 また、レクタタープは四辺にポールを差し込むためのグロメット(穴)やロープで張るためのループベルトがついている場合が多く、張り方のアレンジができる点も特徴だ。設置場所の条件に幅広く対応できる実用面を重視する人に向いている商品といえる。