憧れるギアのドレスアップ。既存のものは他の人と被る可能性があるが、カスタマイズすることで自分のオリジナル感が出せる。しかし、凝ったものは初心者では難しく、大切なギアが傷ついてしまうかもという恐怖も。

 そこで、今回はテントやタープなどに使われているパラコードを編んで、手持ちギアをカスタマイズする方法を紹介する。

 余計な器具などが必要なく、失敗してもギアが汚れたり傷ついたりする心配がないため、誰でも安心してできる。しかも慣れてくれば思ったよりも簡単!  3つの編み方でさまざまな手持ちギアをカスタマイズしよう!

■フィッシュテイル

難しい作業がなく、編み込んでいくだけで簡単にできる

 初心者でも簡単にチャレンジできる編み方。シェラカップの持ち手のカスタマイズに向いている。

1. 持ち手部分の下に、持ち手と垂直になるようにロープを置く

シェラカップの持ち手が9㎝の場合、ロープの長さは170㎝前後

2. 右側のロープの先端を上からシェラカップの持ち手の間に通す

筆者は右から入れたが、どちらからでもOK

3. 反対側も先端を持って、持ち手の間に通す

反対側の先端も同じ要領で行う

4. 両方ロープで交差するような形になるので、上から通すことを繰り返す

右、左と交互にロープを入れていくだけ
簡単な作業なので黙々とできる

5. 後半の持ち手の曲がっている部分は、シェラカップをひっくり返すとやりやすい。反対にすると通し方が逆になるので注意する。

ギュッギュッと押し込みながらすると、緩みが少ない

6. 最後までロープを入れ込んだら隙間がないようにロープをずらして均等にし、両方のロープの先端を引っ張って強く固定する

最後も持ち手の中に入れ込む。隙間ができないことで固定できる

7. 引っ掛けられる長さを決めて結ぶ

引っ掛けられるように少し間を開けて結ぶ

8. 残った部分をハサミで切って、先端がほつれないようにライターなどで炙る

残ったパラコードを切って、先端をライターで炙る