日本本土最東端「納沙布(のさっぷ)岬」。出発地点として選んだのは、湿原で有名な「釧路市」。片道約140kmのドライブコースは普段運転しないオフィスワーカーにとって、それなりの距離ではあるが、景観もさることながら、気軽に立ち寄れるスポットが満載だ。今回は、釧路市から納沙布岬まで、立ち寄りスポットでの休憩を含め、約5時間半のドライブコースを紹介する。

■12年連続No.1! 人気道の駅「厚岸グルメパーク コンキリエ」

厚岸の名産品が一堂に会する、道の駅「厚岸グルメパーク」(撮影:菅沼とわこ)
道の駅「厚岸グルメパーク」から一望できる厚岸湖(撮影:菅沼とわこ)

 釧路を出発して1つ目の道の駅、「厚岸(あっけし)グルメパーク」。全国的にも牡蠣の生産地として知られている厚岸町にある、北海道じゃらん道の駅満足度ランキング 飲食部門 2年連続No.1(令和4年現在)の人気スポットだ。その人気ぶりから、館内の飲食店はお昼どき、どこも待ち時間が発生するほど。

 建物の上層階からは厚岸湖を眺められ、無料で使用可能な双眼鏡で、厚岸湖に建つ牡蠣島弁天神社の鳥居を観ることができる。

 館内には、厚岸周辺に生息する魚や貝がミニ水族館のように展示されている。牡蠣は生育過程ごとの大きさが紹介されており、食卓にあがるまで大切に育てられていることが学べる。

 この施設の不思議な点は、入口や館内の至るところで登場するコンキリエの広告塔と思われる謎の外国人男性のパネル。特徴的なポーズをとる男性はインパクト大で、彼についての詳細を館内で探したが、残念ながら見つけられなかった。なぜ彼がこの施設の広告塔をしているのか、訪れる人は、ぜひその謎を解き明かしてほしい。

道の駅「厚岸グルメパーク」の館内では、厚岸近辺で採れる魚や貝が展示されている(撮影:菅沼とわこ)