冬キャンプの季節がやってきた。寒空の下、暖かい焚き火を囲む楽しさは格別だ。

 だが、テント内ではどうだろう。寒さ対策が心配ではないだろうか。

 そこで、意外と困るテント内の防寒について、キャンプ場の電源付きサイトを利用する「セラミックファンヒーター活用法」をご紹介する。

■セラミックファンヒーターとは

コンパクトタイプや消費電力切り替えタイプなどがある(撮影:山下 直人)

 セラミックファンヒーターとは、熱源に電気を使用しているファンヒーターだ。

 石油ファンヒーターなどと違って燃料を燃やさないため、一酸化炭素中毒のリスクがなく、安全性が高い。そのためテント内での使用も可能。

 コンパクトなタイプも多く、持ち運びや取り扱いも楽だ。

■電源付きサイトは電気使用量の上限を確認

電源付きサイトでは電気製品を利用することができて便利(撮影:山下 直人)

 電源付きサイトでは、屋外にある電源を利用して電気製品を使用できる。

 延長ケーブルを利用して、テント内でセラミックファンヒーターを使用することが可能だ。

 ただし、一区画で使用できる電気使用量に上限があるため、確認が必要だ。キャンプ場によって異なるが、1000Wから1500W程度であることが多い。

 なお、W(ワット)とはその瞬間の消費電力のことだ。この消費電力が上限内に収まる必要がある。