■刺されるとどうなる?
●蚊
刺されると、唾液に含まれる毒によって、かゆみや腫れが生じる。掻き崩すと、とびひや結節性湿疹になることも。
ほかにもウエストナイル熱・脳炎や日本脳炎など、最悪死に至る病気の原因となるウィルスを媒介する。特に幼児の場合、アレルギー反応により命の危険に晒されることも。
●ブヨ
噛まれると、唾液に含まれる毒によって強い痒みや腫れが生じる。蚊に刺された場合より治りづらく、完治までに1ヵ月かかることも。
筆者はブヨに足首を数ヵ所刺され、結節性湿疹に。痒みの残るしこりが残ったため3年間病院に行き、15年たっても跡が残っている。
■虫よけ成分「ディート」や「イカリジン」とは?
日本で使用されている代表的な虫よけ成分として、「ディート」と「イカリジン」がある。これらは吸血害虫の感知能力を阻害し、吸血行動を防ぐと言われている。
●ディート
蚊やブヨ、アブやマダニ、イエダニやノミなど多くの虫への効果が期待できるが、年齢によって使用制限があるので注意が必要。日本では含有量にも制限があるが、ディートの割合が多いと効果が持続するだけで、強くはならない。
●イカリジン
ディートと同等の効果が期待できるが、ノミやサシバエには効果がない。日本では2015年になって認可され、年齢による使用制限もなく、何回も使える。