■八方池の絶景は頑張ったごほうび!
八方池は、尾根の窪地に雪解け水や雨水が溜まってできた天然の池。人工池とは違った、自然風景に溶け込むような美しさが神秘的だ。尾根の向こうには白馬三山をはじめとする後立山連峰の山々が広がり、雲上に池が浮かんでいるように見える。池の畔のベンチで休憩しながら景色を眺めたり、水面に逆さに映る白馬三山の写真を撮ったりと、「頑張って登ってきてよかった」と思えるような絶景が待っている。
■夏の八方尾根は高山植物の宝庫
白馬八方尾根は多種多様な高山植物が咲く花の宝庫。とりわけ夏はさまざまな花が咲き誇る華やかな季節だ。白やピンク、黄色や紫など、カラフルな花が多いのに、山にひっそりと咲く姿はどれも可憐で癒される。また、347種もあるという高山植物には、「ハッポウ」と名のつく固有種も多いのだとか。リフト乗り場には、山で見られる高山植物が写真付きで展示されており、その時期に咲いている花には印がつけられている。下山のときに写真に残した花の名前をチェックしてみるのもおすすめだ。
■山麓のアウトドアショップめぐりも見逃せない
JR白馬駅の真正面から白馬八方尾根スキー場方向に続く道路は、アウトドア専門店やブランド直営店などが並んだ山好きにはたまらないストリート。
駅から道を進むとまず右側に「パタゴニア白馬/アウトレット」があり、季節ごとの新商品のほかアウトレット品が手に入る。その斜め向かいの「好日山荘 白馬店」は白馬村のキャラクター商品が充実し、店内にボルダリングコーナーを併設している。
さらに道を進んだ先の「THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA(ザ・ノース・フェイス グラビティ ハクバ)」は、1階に売り場があるほか、2階のカフェで白馬三山を眺めながら読書を楽しめる。
そして、その先にある「スノーピークランドステーション白馬」は建築家・隈研吾がデザインした木組みの外観が特徴で、カフェや観光情報のインフォメーション、キャンプ場まで併設した複合施設だ。
どの店舗もアウトドア用具が購入できるのはもちろんだが、白馬ならではの地域色が感じられるのがおもしろい。下山後や天候が悪いときなどに立ち寄ってショッピングを楽しんでいきたい。
<おすすめルート>
八方池山荘→八方池→八方池山荘
(所要時間:2時間)
【施設情報】
施設名:白馬八方尾根/八方アルペンライン
所在地:長野県北安曇郡白馬村大字北城4258
アクセス:長野道・安曇野ICより約60分 上信越道・長野ICより約60分
■【MAP】八方尾根スキー場