③ルールを守ること(遊泳・釣り・水上オートバイ等)

立ち入り禁止や遊泳禁止など、ルールを守ろう

 飲酒をしたら遊泳しない、遊泳や釣りなどで立入禁止区域内には入らない、水上オートバイは遊泳者等の近くで危険な操縦をしないなど、さまざまな場面でルールがあるが、もちろんこれらはしっかりと守ろう。アクティビティが楽しいとテンションが上がってしまうので、注意したい。

④ライフジャケットの着用(カヌー・SUP・ミニボート・釣り等)

水辺でのアクティビティでは安全意識と装備を忘れずに(撮影:大善亨)

 海上保安庁の令和3年の統計データによると、マリンレジャーに伴う海浜事故の海中転落時における生存率はライフジャケットを着用している場合74%、着用していない場合55%となっている。知識を持って、ひと手間をかけてライフジャケットを着用するだけで、格段に命の危険から身を守ることができるのだ。

■遊びに行く前にウォーターセーフティガイドをチェック!

海上保安庁が事故防止のための情報発信を行なっている(画像提供:海上保安庁)

 海上保安庁では、ウォーターアクティビティを安全に楽しむために特設サイト「ウォーターセーフティガイド」で誰もが安全に安心して楽しめるように、事故防止のための情報を発信している。ぜひ、ウォーターアクティビティへ出かける前に情報収集しよう。

 アウトドア好きにとって、夏のウォーターアクティビティは間違いなくテンションが上がる。海難事故は他人事ではなく、自分自身の身近に起こり得ることと理解し、安全情報を入手し、仲間や友人、家族と夏を楽しんで最高の時間を過ごしてほしい。

ウォーターセーフティガイド:https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/