障害物の隙間に隠れている根魚を狙う穴釣り。初心者でも簡単に釣れることから、釣具店で特設コーナーが設けられているほど人気となっている。 

 穴釣りは磯などの岩の隙間でもできるが、釣り座までのアクセスのよさから、漁港や堤防にあるテトラポッドが好ポイントとして紹介されることが多い。そして、テトラポッドの隙間を狙い撃ちしやすいように改良され続けている仕掛けが「ブラクリ」だ。

 「ブラクリ」については諸説あるが、一説によると関西のローカル釣り師が流行らせた仕掛けと言われているが、実際のところ名前の由来など詳細はわかっていない。

 穴釣りは狙う場所が狭いため、仕掛けが隙間に挟まったり、海底に引っかかる根がかりが頻発する釣りだ。そのため、予備の完成仕掛けをたくさん買っておけばよいだけの話だが、実は出費を安く済ませることができるのをご存じだろうか。

■市販のブラクリ仕掛けと、自作ブラクリ仕掛けの値段比較

ブラクリ仕掛けを作るのに必要なアイテムはたったの4種類(写真:outdoor_hikky

 穴釣りは慣れないうちは本当によく根がかりしてしまう。仕掛けを失くすたびに購入を繰り返しているとボディブローのように財布を圧迫する。しかし、ある方法で出費を半額以下にすることができる。それは、ブラクリ仕掛けを自作することだ。

 5号のブラクリ仕掛けを例に出してみる。Amazonで5号のブラクリ仕掛けの値段を調べたところ、1個約150円。では自作した場合の値段はどうだろうか。