北京五輪で日本女子代表がめざましい活躍を見せ、再び注目を浴びている「カーリング」。そんなカーリングを11月上旬から3月下旬(毎週火曜日休館)まで楽しめる施設が、北海道南富良野町にある「空知川スポーツリンクス」だ。

 個人であれば280円から利用でき、レンタル用具も揃っているため(ブラシ、スライダー(靴底に取付ける滑りやすい素材)は無料、専用シューズは有料)、愛好者から初心者まで誰もが気軽に楽しめる施設として、愛されている。

 南富良野町は、これまで2006年トリノ五輪、2010年のバンクーバー五輪に出場した目黒(現姓金村)萌絵、06年トリノ五輪の寺田桜子 2018年平昌五輪の山口剛史と、3人もの五輪選手を生んだ。

 今回はこの施設で選手を育て、オリンピアンを3人輩出した管理人の目黒義重さんにカーリングの魅力や、見ている人が感じているであろう素朴な疑問を聞いてきた。

オリンピアンを育てた管理人さんの目黒義重さん(写真:小瀬 祥太)

■どうして立っていられるの?  カーリングシューズの秘密

カーリングシューズのソールに、氷の上でも立っていられる秘密があった
滑り止めカバーを被せたカーリングシューズ

 目黒「カーリングシューズはスニーカーよりも滑りにくくなっています。片方の靴には氷で滑りやすい『スライダー』と呼ばれる素材を貼り、滑り止めカバーを被せています。ストーンを投げる(ショット)時には、滑り止めのカバーを外し片足だけ滑るようしています。」