冬の夜は0℃を下回るキャンプ場も少なくない。適した寝袋(シュラフ)を使わないと眠ることもできず、最悪の場合、低体温症などになってしまう可能性がある。大事に至らなくても、キャンプ後に風邪など引いてしまうと元も子もない。自分に合った寝具を選ぶことができれば、冬のキャンプの快適さがぐっと高まるのだ。

 今回は、冬のキャンプを快適に過ごすためにマミー型、封筒型の寝袋(シュラフ)の特徴と選び方を紹介する。

■封筒型シュラフの特徴

布団を二つ折りにしたような形の封筒型

●形

封筒型シュラフのチャックを開けた姿

 封筒型は長方形になっており、布団を半分に折り曲げたような形をしている。ジッパーが横から足まで繋がっていることが多く、ジッパーを開けると一枚の掛け布団のようになる。

連結ジッパー。片側のジッパーがついていない方に、もう一つのシュラフのジッパーを取付け連結する

 同じメーカーのものが二つあれば連結できるものもある。ファミリーで子供と一緒に寝る場合などは、連結使いがおすすめだ。

●寝心地

 布団の寝心地とほとんど変わらない。両サイドがふさがれているが、寝返りを打てるくらいの余裕があるため閉塞感は感じにくい。