人々がコロナ禍でストレスを抱えた生活が続く中、休日の楽しみ方として注目されているキャンプやバーベキュー。アウトドアでの料理用にナイフや包丁を購入する際にはポイントがある。実はアウトドア用に販売されているナイフや包丁は、「丈夫さ」や「便利さ」に特化しているものが多く、切れ味の鋭いものもあるが、幅広い用途に適した造りで手に馴染み慣れるためにはコツがいることもある。

 これでは調理に時間がかかり、せっかくの料理が楽しめなくなってしまう。

普段使いの包丁なら切れ味抜群、調理スピードもアップ!

 「よく切れる包丁」は、キャンプやバーベキューで料理を楽しむためには必要不可欠で、おすすめは意外にも家庭で使っている包丁。大半の家庭用包丁は、毎日の料理に耐えられるだけの品質が保たれており、さらに業務用であれば、切れ味は疑う心配もない。加えて、研ぎが重要であることは言うまでもない。

 使い慣れた包丁なら、調理スピードもアップ。新しくアウトドア用に包丁を購入する必要もなく、その分の予算を別のキャンプアイテムに回せるメリットが生まれるかもしれない。

■キャンプやアウトドアでは、オールステンレス包丁がおすすめ

オールステンレスの包丁。上がヘンケルス製、下がグローバル製。他には日本のグレステンやTOJIRO(藤次郎)が有名。価格は刃渡り20センチ前後で6000〜1万4000円ほど。

 1本ですべてをこなすなら三徳包丁か牛刀がおすすめで、刃渡りは18〜21cmが扱いやすい。用途を分けて2本を使いまわすなら、これに加えて12〜14cmのペティナイフがあれば十分だろう。また、屋外で使用することを考えると、構造は水濡れに強いオールステンレスタイプをおすすめする。サビに強く手入れが簡単、たとえ傷がついても砥石で磨くだけでピカピカになる。見た目もアウトドアにピッタリ。

 家でもアウトドアでも、包丁は使用すればするほど愛着が湧くもの。毎日使って、手入れを怠らず自分専用の包丁へ育てていってほしい。