「バイクパッキング」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。自転車にテント泊装備一式を括り付けて、キャンプツーリングを楽しむ、この数年で急速に愛好者を増やしている新しい遊び方である。

「それって、輪行でしょ?」と思ったあなたは、ちょっと古いかも……。

 重たい装備を両サイドに括り付け、えっちらおっちら漕ぎ進む従来の輪行に対し、バイクパッキングはとてもスマート。スポーツタイプの自転車とミニマムなキャリアとテント泊装備を組み合わせることで、軽やかに移動自体も楽しめることが特徴です。

■もちろん、テントも軽量コンパクトなタイプを選ぶべし

ニーモ 「ドラゴンフライ バイクパック」¥50,600(1P)、¥61,600(2P)

 荷物を積み込むためのキャリアーも軽量でミニマムなため、テント泊道具は必然的に軽量なモデルを選ばなければなりません。テントを選ぶときは、登山用の軽量なモデルでもいいのですが、ニーモからバイクパッキング用のテントが発売されました。

 その名も「ドラゴンフライ バイクパック」。モデル名のドラゴンフライとは、英語で「トンボ」。もう、名前からして軽くて小さくなりそうな雰囲気がプンプンしますね。

 実際に、1人用の最小重量は1.03kgとかなりの軽さ。広々と使える2人用を選んでも、わずか1.3kgに収まります。

インナーは夏の蒸れ対策、虫対策もバッチリなハーフメッシュ構造