ふんわり雪がつもるとどんどんかわいくなってしまう景色たち。厳しい雪もあるけれど、小さな眺めを探してほっこりしてみませんか?
■枯れたお花へ雪帽子
駐車場脇のセンニチコウ。ある朝ふわっと つもった雪で、白いコック帽をかぶっていま した。風があると、飛ばされて高い帽子には ならないので、昨夜は静かにしんしんと雪が 降っていたんでしょうね。苺に練乳をかけた ようにも見えますが、終わりかけのお花にあ たらしい表情が生まれて素敵度アップ。寒く なると、赤い帽子をつけてもらうお地蔵さん を見たような、ほんわか気分になりました。
■3ミリの雪のお花と昇華
週末の朝、車のガラスに小さな雪のお花が 咲いていました。2〜5ミリくらいなので、近 づいてしっかりみないと六花の結晶はわかり ません。よ〜く見るとそれぞれいろんな形を しています。昨晩の放射冷却で、夜の間にゆ っくり育ったお花たちですが、この形をたも っていられるのは朝日が差し込むまでの少し の時間。日射があたれば、昇華して気体にも どってしまうのです。早起きさんにちょっと だけ見せてくれる姿です。
■スノーボールころころ
斜面を歩くと、足元からコロコロと小さな 雪玉があらわれて、重力にあわせて転がって いき、ゆるやかになったら止まる。ただそれ だけ。カーブをえがいた軌跡も、丸のいろん な形も見れば見るほど萌えるのはなぜ?白く て、小さくて、丸いものの代表、雪玉くん。 いそいで慌ただしい時には目に入りませんか ら、お時間のある時にゆっくり観察してくだ さいね。