◼️貴重な愛用品や直筆原稿も展示
そんな芦澤が生まれ育った故郷・山梨の山梨県立文学館で、9月から常設展のテーマ展示として『芦澤一洋 歿後30年』が開催されている。
館蔵資料に加え、芦澤家の協⼒を得て、彼が手がけた翻訳書や著書、旧蔵本の数々に加え、愛用したリュックサック、ベスト、釣り道具など、普段は目にすることのできない貴重な資料を約45点余り展示。直筆の原稿や取材ノートなども紹介される。
なかでも、東西の文学と自然への深い愛着をこめた随想集『アーヴィングを読んだ日』の執筆を巡る展示だ。アウトドアライターとしてだけでなく、文学や音楽、映画を愛し、自然と人間との共生について考え続けた芦澤一洋の、もうひとつの顔にも触れることができる。
文学館の担当者に、今回の展示の見どころについて伺ったところ、
「芦澤一洋の活動の根底には、自然のなかを自身の足で歩く喜びと共に、自然と人間との共生への願いが流れています。展示を通じてその人柄や考え方に興味を持っていただき、その著作が多くの方々に読み直されていくきっかけになることを願っています」との回答をいただいた。
自然を「楽しむ」ことから、自然とともに「生きる」ことへ――。芦澤一洋が残した仕事の奥行きを感じることのできる、またとない機会となっている。
会期は、2026年11月29日(日)まで。
【開催概要】
秋の常設展 テーマ展示『芦澤⼀洋 歿後30年』
会場:⼭梨県⽴文学館 2F 展示室A
会期:2026年9月1⽇(火)〜 11月29⽇(⽇)
休館⽇:月曜⽇(10月12⽇、11月23⽇は開館)、10月13⽇(火)、11月24⽇(火)
開館時間:9:00〜17:00(入室は16:30まで)
観覧料:⼀般 ¥330、⼤学生 ¥220 ※高校生以下の児童・生徒、65歳以上の方(県外の方は常設展のみ)、障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は観覧無料。また、11月20⽇(⾦) ⼭梨県⺠の⽇はどなたでも観覧無料
主催:⼭梨県⽴文学館