毎年GWになると、高速道路の渋滞情報がニュースを賑わせる。「渋滞は覚悟の上」と思っていても、事故や通行止めが重なり、高速道路上で数時間身動きが取れなくなる事態は、誰にでも起こりうる。

 現場への移動が多い一級施工管理技士として、長距離ドライブと渋滞を繰り返してきた筆者が、実体験から痛感した「これだけはクルマに積んでおけ」という緊急グッズを3つ紹介する。高価なものは一切ない。大事なのは、事前に「備えている」という安心感と実用性だ。

■いざというときに頼れる「車内常備グッズ」3選

●渋滞時のトイレ問題を解決する「携帯トイレ」

ダッシュボードに常備しておきたい市販の携帯トイレ

 渋滞にはまって最も恐ろしいのが、同乗者の急なトイレ問題だ。

 つい先日、家族で出かけた際も大渋滞にはまり、サービスエリアまで到底たどり着けない絶望的な状況に陥った。そのとき、後部座席の子どもが突然「トイレに行きたい」と言い出したのだ。

 運転席の筆者は身動きが取れなかったが、妻がダッシュボードに常備していた「携帯トイレ」で対応し、なんとか事なきを得た。「いざとなればコレがある」という安心感を持っておくことが、長時間の運転で大きなゆとりを生むのだ。

 選ぶ際は、吸水ポリマーで固めて密封できるタイプが衛生的で扱いやすい。ホームセンターや100円ショップでも手に入り、1〜2個あれば家族分をカバーできる。子連れはもちろん、高齢の方が同乗する場合にも安心感が違う。

●視線と熱をシャットアウトする「サンシェード」

車外からの視線を遮りプライベート空間を作るサンシェード

 窓にサッと広げるだけで、車外からの視線を遮り即席のプライベート空間を作れるのがサンシェードだ。

 日中の渋滞では、隣車線との距離が近く、思いのほか車内が見えやすい。目隠しをあらかじめ準備しておくとよいだろう。市販のカーテンなどもよいが、空調や運転で揺れてできる隙間が気になることもあるので、窓に合わせて自作することをおすすめする。

 直射日光を遮って車内温度の上昇を防ぐ効果もあるので、夏だけでなく、春先の強い日差しや、仮眠を取りたい場面でも重宝する。車種に合ったサイズを選び、助手席側・後部座席分と複数枚備えておくと、便利だ。

●ドライブでスマホを使う際の必需品「モバイルバッテリー」

情報収集の命綱となるモバイルバッテリー

 渋滞中、スマートフォンは渋滞情報の確認、外部への連絡、さらには子どもを退屈させないための動画視聴など、フル稼働となる。車のUSBポートで充電できるが、長時間のアイドリングは燃料や車への負担になるため、独立したモバイルバッテリーを備えておくと安心だ。

 具体的には20,000mAh以上の大容量モデルであれば、一般的なスマートフォンを約4〜5回フル充電することが可能だ。 数日間の電源を確保できれば、万が一の立ち往生でも冷静に情報収集や緊急連絡を行えるだろう 。

■ 手軽でも緊急時に役立つグッズを備えて、安全で快適なGWドライブを

 渋滞そのものは避けられない。だが、備えがあるかどうかで、その数時間の過ごし方はまったく変わる。今回紹介した3つのアイテムは、どれも手軽に用意できるものばかりだ。しっかり備えをして、安全で快適なGWのドライブを楽しんでほしい。