自宅はもちろん、アウトドア全般で自由度が高く使い勝手のいいmont-bell(モンベル)の「ダウンブランケット」。季節や用途を問わない、汎用性の高さが特徴だ。1枚で何役もこなす使い方のアイデアと魅力を紹介しよう。
■さりげない工夫でカタチを変えられる!「ダウンブランケット」
650フィルパワーの良質なダウンを使用した、軽量のダウンブランケット。サイズはS、M、Lの3種類。表と裏でカラーが異なるリバーシブルデザインだ。
旧モデルはスタッフバッグが付属したが、現行モデルは本体のポケットに収納するポケッタブル仕様。スタッフバッグを失くす心配がないうえ、使い捨てカイロを入れればより暖かく使えそうだ。
スナップボタンとドローコードが便利さの秘密で、これらを使うことで一見シンプルなブランケットが衣服や寝袋に形を変える。
■6年愛用の「ダウンブランケット S」使用レビュー
筆者は、一番小さい「ダウンブランケット S」を登山とキャンプで6年使用している。Sサイズを選んだ理由は100g程度と軽く、63cm×107cmの大きさが防寒用として使いやすいからだ。筆者の使い方は主に5パターン。
1. ひざに掛ける
2. 腰に巻いてスカートにする
3. 肩から羽織る
4. 夏キャンプの掛け布団
5. テント泊の防寒アイテム
ひざ掛けとしてはもちろん、巻きスカートにすればお腹や腰周りからしっかり温められる。ダウンパンツまで必要としない季節の山小屋泊でも重宝する。スカートだとお手洗いのときの億劫さも減り、女性にはうれしい。
肩に掛けてスナップボタンを留めるとケープに変身。首や耳が寒ければ、頭から被ってもよい。ドローコードを絞り、マントのように羽織ることも可能だ。
夏のキャンプでは、掛け布団としても役に立つ。標高が低いと暑いので、お腹の上にフワッと掛けるスタイルで寝ることも多い。
Lサイズなら封筒型の寝袋にもできる。2枚以上連結させると大きな掛け布団、または寝袋になるので、家族キャンプにもおすすめだ。
山のテント泊では、寝袋の防寒アイテムとして使う。ダウンパンツは下半身限定だが、ダウンブランケットは寒いと感じる部分を保温できるので、使い勝手がよいと感じる。