左から順に食器用洗剤、重曹、酸素系漂白剤

■秋は焚き火が楽しい季節。しかし衣類に付着した臭いはなかなか取れない

 ぐっと冷え込む日が増えてきた近頃。そんな寒い秋の夜長には、焚き火を楽しむキャンプがしたくなる。焚き火を眺めながらソロキャンプを楽しむもよし、気の置けない仲間とお酒を片手に語り合うもよしと、楽しみがいっぱいだ。

薪を燃やすキャンプは、どうしても衣服に臭いが付いてしまう

 しかし気持ちよく眠りについた翌日、昨日着ていた服から強烈な臭いが漂っていることに気がつく。この毎度悩まされる焚き火臭。果たしてどんな洗濯方法が効果的なのだろうか。

 今回は臭いの付いた化学繊維(フリース)素材の同じトップス3着を使用し、効果的と言われている洗濯方法3つを実際に試し、その効果を比較してみた。

化学繊維(フリース)素材を使用した同一のユニクロのトップス3着と、使用した薬剤

■洗濯方法1. 食器用洗剤に漬け込んでおく

 1つめは食器用洗剤を溶かした水に漬け込んでから洗い流し、通常通りの洗濯を行う方法だ。自宅で使用している食器用洗剤で検証を行ってみた。

条件ができるだけ同じになるよう、漬け込み時間は40分で統一

 ぬるま湯(40℃程度)4リットルに対し、食器用洗剤を5mlほど使用。漬け置き時間は40分とした。

■洗濯方法2. 重曹水に漬け込んでおく

 2つめは粉末の重曹を用いる方法。重曹は油汚れを落としたり、柔軟剤の代わりにもなる。普段から洗濯に重曹を用いている人もいるようだが、絹やウール、綿や麻など使用できない素材が多いので注意が必要。今回は重曹水に漬け込み、通常通り洗濯を行った。

 ぬるま湯4リットルに対し、重曹大さじ1杯ほど使用。こちらも漬け置き時間は40分とした。