昨今のキャンプブームで、キャンプに行く頻度が多くなった人は少なくない。筆者もその一人だ。

 テントを張って、焚火を囲んでお酒や料理を楽しみながら一夜を明かす。非日常の中に身をおくことでリフレッシュしたりするわけだが、何度もキャンプに行くと、テントを張ることや、焚火をすることが作業化してしまい、新鮮さがなくなってくる。要はマンネリしてしまうわけだ。

 そんなテントでのキャンプにちょっと変化が欲しい人におすすめしたいのが「タープ泊」だ。この記事では、タープ泊キャンプの魅力について紹介する。

◾️タープの魅力1:変幻自在!  一枚の布で今日の寝床を作る楽しみ!

3×3mのタープで「ダイヤモンド張り」をした状態。一人なら十分なスペース

 テントは、手順通り組み立てれば完成するので簡単だが、タープは一枚の布を工夫して、天候や風向きなどを考えながら設営をしていく。

 張り方が無限にあり、アレンジも可能で、そこがテントとの大きな違いであり、魅力だと筆者は考えている。一枚の布を使ってシェルターを作るのはタープ泊の醍醐味だといえる。

◾️タープの魅力2:アイデア次第で張り方は無限大

「ステルス張り」こうなれば居住性はテントとそんなに変わらない

 何通りもある張り方の中から選び、プライベートの確保をしながら寝るためのシェルターを作っていく。同じタープを使っていても張り方が違えばオリジナリティがでて、被ることもない。

「パスファインダー張り」フルクローズできるのでプライベートの確保ができる

 ほかにも、フルクローズさせる張り方にすれば、機密性があがり、風の侵入を防いだり、プライベート確保ができる。

 張り方を覚える必要はあるが、キャンプする場所や気候・天候に合わせてタープの張り方を変えながらキャンプを楽しむことができるのも「タープ泊」の魅力だ。