スリル絶景「地獄のぞき」と圧巻の「日本一石仏」のスケール感！千葉の石切り名山「鋸山・日本寺」ロープウェー登山レポ｜登山｜ニュース

　千葉県にある鋸山（のこぎりやま）は、山頂周辺の日本寺（にほんじ）散策が人気の「登ったあとも楽しめる」山。境内には東京湾と周囲の山を一望できるスリルたっぷりの「地獄のぞき」や高さ日本一の石の大仏様など、散策中の見どころがたくさん。

　鋸山ロープウェーを利用すれば、必ずしも歩いて登らなくてよいため「山の魅力はわかるけどハードな登山はちょっと……」という人にもおすすめのスポット。行楽シーズンにぜひ訪れたい、鋸山の魅力を紹介する。

■鋸山とは

　千葉県の富津市と鋸南町（きょなんまち）にまたがる鋸山は標高329mの低山。東京湾を一望できる鋸山ロープウェーや、日本最大の石仏を拝観できる日本寺など、観光スポットとしても人気の山だ。千葉県の「県の石」と認められた房州石（ぼうしゅういし）の産地で、石切り場跡などの歴史に触れることもできる。

■片道4分間の絶景タイム「鋸山ロープウェー」

　鋸山ロープウェーはJR内房線浜金谷駅から徒歩約8分、車なら富津・金谷ICから約5分、鋸山の富津市側の麓側に、乗車口の山麓駅がある。鋸山を歩いて登ると、ルートによって60〜120分ほどかかるが、ロープウェーなら山麓駅から山頂駅まで約4分で到着する。体力に自信のない人でも景色や山の雰囲気を楽しめるのが嬉しいポイント。

　鋸山ロープウェーは想像よりもスピードが速く、四面のほぼすべてがガラス張りで地上がどんどん遠ざかっていく様子が見えるため、スリリングな一面も。東京湾と周囲の山が一望でき、贅沢な4分間を過ごせる。乗務員の解説を聞くのも面白い。