2023年のGW、久しぶりの海外旅行を計画してる人も多いのでは。オーストラリアのシドニーは時差が少なく、日本から直行便もあり人気の渡航先だ。

 オーストラリアに3年間滞在していた筆者のおすすめスポットは、ブルーマウンテンズ。ダイナミックな風景、トレッキングが楽しめる観光地だ。

 複数の現地ツアーが存在するが、列車を利用し日帰りで訪れることも可能だ。今回は筆者が日常的に訪れていたブルーマウンテンズの中心、カトゥーンバ駅周辺の日帰りプランを紹介する。

■シドニー近郊にあるブルーマウンテンズとは?

ブルーマウンテンズは訪れる箇所により景色が違う(撮影:西野くに)

 ブルーマウンテンズはシドニーから西に80km離れた場所に位置する。約100万ヘクタールと範囲も広く、日帰りで楽しめるのはごく一部となる。

 ブルーマウンテンズの名前はユーカリの森林が広がることで、ユーカリから出た油分が霧となり、青く見えることが由来になっている。多くのトレッキングコースがあり、滝や谷といった迫力のある景色が魅力だ。

ロープウェイの上から崖を見ると、その大きさに度肝を抜かれる(撮影:西野くに)

■シドニーからのブルーマウンテンズへの行き方

シドニーの中心部から鉄道でブルーマウンテンズの最寄駅カトゥーンバ駅へ(撮影:西野くに)

 シドニーの中心部からブルーマウンテンズへ行く場合、セントラル駅から列車に乗車する。ブルーマウンテンズラインという路線名なので、わかりやすいだろう。

 ブルーマウンテンズの中心となるカトゥーンバ駅までは、約2時間の道のり。

ブルーマウンテンズの中心となるカトゥーンバ駅(撮影:西野くに)

 カトゥーンバ駅はブルーマウンテンズの中心的な駅で、ブルーマウンテンズの主要観光地への路線バスが接続されている。シドニー近郊の鉄道と路線バス、フェリーは「オパールカード」と呼ばれる、シドニー広域の公共交通機関で利用できるチャージ式ICカードで支払いをする。

 なおこのカードは1日の支払い上限が設定されており、それ以降は無料で公共交通機関を利用できる。シドニー観光では必須なカードなので空港へ到着したら、まずは取得したい。

 ツアーではなく、鉄道で訪れることで、ローカル感いっぱいの旅は思い出になるはずだ。

■ブルーマウンテンズの人気スポット! スリーシスターズ

スリーシスターズはブルーマウンテンズの中でも最も有名なスポット(撮影:西野くに)

 まず訪れたいのが、スリーシスターズだ。3つの突き出た岩は、テレビなどでも多く紹介されている。

展望台「エミューポイント」からスリーシスターズを眺めることもできる(撮影:西野くに)

 展望台「エミューポイント」からは徒歩で、スリーシスターズへ行くことも可能だ。特に最後のスリーシスターズへ橋で渡る瞬間はスリル満点。スリーシスターズへ行った際は、ぜひ記念写真を撮って欲しい。

スリーシスターズの上から見下ろすユーカリの森は迫力満点(撮影:西野くに)

 展望台のエミューポイントまでは、カトゥーンバ駅から路線バスが運行されている。所要時間は10分ほどだ。ブルーマウンテンズへ訪れた際は、スリーシスターズへ行くのはマストだ。