■実際に釣ってみた

軽量な振り出し竿(撮影:nagapag)

 今回は、筆者の住む新潟県で定番の釣りスポット・寺泊港周辺でスタート。サビキ釣り、穴釣り、投げ釣りなどに挑戦した。

 まずは振り出し竿を使用。伸ばした感じはスムーズで引っかかりなどもなく、全体的に軽いので長時間持っていても疲れることはない。グリップ部分は他のメーカーでも主流のEVAがついている。EVAは弾力があって軽量で滑りにくいプラスチックの一種。軽くて持ち重りがしにくいデザインで使いやすそうだ。 

絡んだリールを父修理中、娘は別の竿で釣り再開(撮影:nagapag)

 リールの巻き心地は予想以上にスムーズだ。アタリがきた時にもひっかかりなく、快適に扱うことができた。筆者の子ども(小学生)は魚が掛かると「カジキでもいるのか!」と思うほど、高いテンションでとにかく全力でリールを回すため何回か絡んでしまったが、子どもが無茶な巻き方をしなければ絡むことはなさそうである。

投げやすいルアーロッド(撮影:nagapag)

 最後に、ルアーロッドを使ってルアーをキャストしてみた。ダイソーのメタルジグを取りつけてキャスティング。竿先はよくしなり狙ったところに投げることができた。これで1000円ならコスパがいいのではないだろうか?

穴釣り中(撮影:nagapag)

 この日はサビキ釣りで釣れたフグが数匹と1匹のカタクチイワシ。隣りの釣り人には「もうちょっと暖かくなったら釣れるよ(笑)」とフォローしてもらえた。

フグとイワシ(撮影:nagapag)

 別の日に寺泊周辺の砂浜の河口付近でキスを狙った。仕掛けはダイソーの「オモリ・天秤付きちょい投げ仕掛け」を使用。砂浜での投げ釣りは初めてだったので、手探りだったが、キャストして少し待っていると「アタリかな?」くらいの軽い手ごたえが……。半信半疑であげてみるとハゼが掛かっていた。

 本命ではないけれど、初めての投げ釣りでかかった魚なので、喜びもひとしお。子どもたちも「ハゼかわいい」と興味津々。観察した後はリリースした。もっと大きくなってまた釣れてほしい。ハゼにはいい迷惑だけど……。

本命ではないが嬉しい一匹(撮影:nagapag)