キャンプが趣味の方、もしくはキャンプを始めたいと考えている方は少なくないだろう。限られた自然環境の中、色々と工夫して自分だけの空間を組み立てるのは、まさにキャンプの醍醐味。しかし、自然の中で過ごすアウトドアならではの危険があるのも確かだ。

 今回は、そんなアウトドアで気をつけたい注意事項を「意味が分かると怖い」、一見普通に見えるキャンプ写真を添えて紹介していく。

 キャンプでのよくある風景に見えるかもしれないが、その背後には危険が隠れている。その意味と危険性を意識することで、今後のアウトドアライフに役立つこと間違いなし! 

■その1 キャンプ飯の放置

キャンプ飯の放置はリスクがある

 「ただのキャンプ飯の写真に、どんな危険性が隠れているんだ?」と不思議に思う方もいるだろう。しかし、問題はキャンプ飯そのものではなく、空っぽの席にある。

 例えば、一人がトイレで席を立っている間、残りの一人もちょっとしたことでキャンプ飯から目を離したことはないだろうか。ソロキャンの場合だと、そんな状況はよくあることだろう。

 しかし、せっかく作ったキャンプ飯を放置して席を離れた場合、音もなく素早く近寄る猫や、カラスの大群の餌食になる。筆者の場合、ほんの少し目を離しただけで、ビニール袋に入った未開封の個装されたパンを齧られたことがある。

 二重に袋に入っていた、匂いがあまりしないパンですら盗られるので、いい匂いがする出来立てのキャンプ飯から目を離すのは絶対NG! 少しでも油断してキャンプ飯を放置すると、目も当てられないほど散らかされたテーブルを見ることになるかもしれない。