どこか懐かしいデザインとコストパフォーマンスに優れた「チプカシ」の愛称で呼ばれるカシオの腕時計は、幅広い層に人気を集めています。なかでもダイバーズ風の「MRW-200シリーズ」は、登山などのアウトドアでも使いやすい回転ベゼルを装備。国内外を問わず人気のモデルで、私も愛用しています。

 先日、家電量販店を歩いていると、「シチズンQ&Q」のダイバーズ風モデル「VR44」を同価格帯で見つけました。チプカシ「MRW-200」とチープシチズンVR44を比較してみることにしました。

 ちなみに、どちらも某有名家電量販店で2000円前後で手に入れることができます。

■時計の心臓部ムーブメントの精度は互角?

カシオの裏蓋を外すと中身はミヨタ(シチズン)のムーブメント

 最初にチプカシ「MRW-200」とチプシチ「VR44」の裏蓋を開けてみます。すると、どちらもムーブメントはミヨタ(シチズン)のクォーツでした。型番は違いますが同じメーカーのクォーツですので、精度の差はあまりないと思われます。

■「MRW-200」は豊富なバリエーションで楽しめる腕時計

ベルトを交換したり、ウォッチバンドコンパスを付けたり。使いやすいようにカスタマイズも気軽にできる価格です

 ダイバーズ風ウォッチの肝となる回転ベゼルですが、「MRW-200」は左右どちらにも回転する仕様で、日常的にとても使いやすい。ベゼルの使い方の例をあげてみましょう。例えば、10時47分の電車に乗りたい場合、回転ベゼルの「0」をその時刻に合わせることで印にすることができます。たったこれだけでも、スマートフォンを何度も確認する必要がなくなります。また、時間計測も同じ要領で行えます。