新潟県南魚沼郡湯沢町にある「湯沢中里スノーリゾート」は、JR上越線・越後中里駅に直結している。駅を降りたら目の前がゲレンデという、珍しいスキー場だ。車の場合でも関越道・湯沢ICから約10分とアクセスが良い。そして、子どもの雪山デビューを果たそうとするお父さんお母さんや、滑るのが好きなコアスキーヤー、スノーボーダーまで幅広い層が楽しめる。つまり全ての人にオススメしたいスキー場なのだ。なぜ、みんなが満足できるのか? その理由をみていこう。
■理由その1「リフト1本で色々な場所を滑れる効率の良さ」
湯沢中里は横に広いスキー場だ。そして、左右に2つのピークがある。右側の山のピークには第1高速リフトでアクセスできて、左側の山のピークには第4・第5リフトでアクセスできる。それぞれの山のコースはこの2つのリフトどちらかに乗れば滑れるので、効率良くさまざまな種類のコースを滑れるのだ。そして、一度滑ったら必ずスキー場のベースに戻ってくるようにコース設計されているので、迷う心配はない。
滑りたい斜面がいくつかあったとしても、同じリフトをクルクル乗り回せばいいだけなので、スキー場をあちこち移動する必要がない。「ここを滑ったら次はこっちへ行ってみよう、その次はこっちへ行ってみよう」とタイムパフォーマンスよく滑れるのだ。
■理由その2「ワイドな緩斜面が多くて見通しが良い」
湯沢中里スノーリゾートは、初級者コースが40%と全体的に緩やかなスキー場である。さらに、コース幅も広く見通しのいい斜面が「ドンッ」と構えている。これはつまり初心者、初級者の練習に「超」が付くほど最適ということだ。
理由はいくつかある。斜度が緩やかであれば、スピードをコントロールしながら滑ることができるというコト。コースがワイドなら人とぶつかる心配も少ないし、自由に滑れるというコト。そして、見通しが良いと仲間がどこにいるかはっきりと確認しながら滑れるというコトだ。レベルの差がある仲間同士で滑った場合、上手い人が先に行ってしまうと残された人は不安になるし、はぐれてしまう可能性もある。「早く追いつかないと!」と焦ることもあるだろう。でも常に視界に入っていれば見失う心配もないし、下で待つ方も安心して見守っていられる。