キャンプで楽しみやすいアクティビティの一つに、星空観察がある。

 街中と比較し、キャンプ場は街灯など星空観測の邪魔となる光源が少ないので観測しやすい。また、キャンプであれば、子どもでも多少の夜更かしは許されるのではないだろうか。

 2023年も、キャンプで楽しめるワクワクの星空イベントがあるので、ご紹介する。

■2023年の星空イベントカレンダー

2023年は流星群の当たり年だ(図:山下直人)

 2023年のキャンプで楽しめそうな星空イベントは、主に4つ。部分日食、部分月食、そして夏と冬の流星群だ。特に流星群は、2023年が当たり年といえるほど観測条件がよい。

■部分日食は観測方法に注意

月が太陽の前を通り、太陽の一部が隠れる部分日食(写真:ぱくたそ)

 まずは4月20日の部分日食だ。13時35分から始まり、14時21分頃に太陽が最も欠ける。そして15時5分頃にかけてもとに戻っていく。

 部分日食は、月が太陽の前を通り、太陽の一部が隠れる天文現象だ。日本では、九州・四国・本州の南部で観測できる。

 なお、太陽を直接見るのは大変危険なので絶対にやめよう。目を痛めることがある。日食グラス(太陽を肉眼で観察するための減光フィルター)などを使用することをおすすめする。ネットでも数百円から数千円で購入可能だ。